Nothingがスケルトンの個性的なデザインに、本格的なサウンド体験を提供する機能を詰め込んだフルワイヤレスイヤホン「Nothing Ear (2)」を発表しました。
販売台数60万台以上を誇る前世代Ear (1)の後継機となるEar (2)では、最先端の技術を駆使してすべてを一から再設計した最新のサウンドデバイスです。
価格は22,800円。発売日はきょう3月23日から順次開始されます。
音質と操作性が大きく向上した最新の透明イヤホン
Nothingは2021年に最初のプロダクトとなるワイヤレスイヤホンNothing Ear (1)を発表。2022年に世界中で注目を集めた背面が光るGlyphインターフェースと高いコストパフォーマンスのNothing Phone (1)、低価格なNothing Ear (stick)を発売するなど、世界から注目されるメーカーです。
Nothingの最新作「Nothing Ear (2)」は、ブランドの象徴とも言えるスケルトンボディをそのままにパフォーマンスを大幅に強化されています。
ハイレゾオーディオ認証を受けた最新モデルでは、Nothing曰く“レコーディングスタジオにいるかのような”サウンド体験を実現したとのこと。SBC、AACに加えて、最大24ビット/192kHzの周波数、最大1Mbpsで送信できるLHDC 5.0コーデックに対応。なお、LDACやaptXには対応していません。
ドライバーのサイズはEar (1)と同じ11.6mmですが、音響性能は向上しているとのこと。The VergeはNothing Ear (2)の音質について“前モデルよりもはるかにバランスが良く洗練されている”と高く評価しています。
充電ケースとの併用で最大36時間の音楽再生が可能なスタミナを備え、わずか10分の充電で最大8時間の再生が可能に。さらに、ワイヤレス充電器やNothing Phone (1)のようなリバースチャージャー機能を持つスマートフォンの背面に乗せるだけで充電できる2.5Wnワイヤレス充電にも対応しています。
イヤホン本体はIP54、充電ケースはIP55といった“日常生活で使用できる”防水・防じん性能も備えています。ワークアウトで汗をかきながら使用する程度であれば大丈夫でしょう。
なお、イヤホン単体の電池持ちは6.3時間、アクティブノイズキャンセリングオン時は4時間です。
最大40dBのノイズ低減を実現したアクティブノイズキャンセリングは、ユーザーの外耳道の形状に合わせた「パーソナライズド・アクティブ・ノイズ・キャンセレーション」と、環境に応じてノイズ低減レベルをリアルタイムで自動調整する「アダプティブモード」に対応。
ノイズキャンセリングを高めると不快感が増す場合もありますが、アダプティブモードによって今の環境で最適なノイキャンを体験できます。
Nothing Ear (2)で通話する人のために独自の「クリアボイステクノロジー」も搭載されました。
3つの高精細マイクと、2000万以上のサウンドサンプルをフィルタリングできるAIを使ったノイズ低減アルゴリズムによってバックグラウンドノイズを除去。通話中の声をリアルタイムで解析して強調して相手に届けます。
Nothing Ear (2)では操作性も向上しています。
新機能「デュアルコネクション」によって、Nothing Ear (2)が2つのデバイスに同時に接続し、例えば、PCで音楽を再生中にスマートフォンに着信があった場合、イヤホンをつまんで操作するプレスコントロール(タップ操作よりも操作性が良い)を使って電話に出て、通話が終わると自動的にPCに再接続して音楽再生が再開されます。
また、イヤホンから出力される音が自分に合わないといったこともありますが、Nothing Ear (2)を専用アプリを接続してヒアリングテストをすると、ユーザーの耳に合わせてリアルタイムで音を調整する「パーソナルサウンドプロファイル」に対応。
自分の耳が聴ける周波数帯を測定し、聞こえにくい場合は強調してリスニング体験を最適化します。
ほかにもイヤーチップが自分の耳に合っているのかテストしたり、手動による音の調整(イコライザー)もアプリから利用できます。
Nothing Ear (2)は、今日から公式サイトにて数量限定で先行販売がスタートしています。東京・渋谷のKith Tokyoでも今日から販売開始。3月28日に予約受付がスタートし、3月30日に全国販売されます。
コメントを残す