Pixel 10シリーズ、Android 17でワイヤレスイヤホンの音質向上。LHDCに対応
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Google PixelがAndroid 17で、高音質Bluetoothコーデック「LHDC」に対応しました。
LHDCは、低遅延かつ高音質なワイヤレスオーディオを実現するBluetoothコーデックです。これまでも一部のAndroidスマートフォンでは利用できましたが、Android標準で使える機能ではなく、利用には端末メーカー側の対応が必要でした。
一方、LHDCを開発するSAVITECHは昨年末、Android 17でLHDCがシステムレベルのオーディオ標準として採用されることを発表していました。
今回、Android 17の正式版が配信されたことで、Google PixelでもLHDCが利用できるようになったことが明らかになっています。
Android 17でLHDCが標準対応へ
LHDCは、有線接続に近い高音質なワイヤレスオーディオを実現することを目的としたBluetoothコーデックです。
Bluetoothイヤホンやヘッドホンでは、スマートフォンとオーディオ機器の間で音声を送るためにコーデックが使われます。一般的にはSBCやAACが広く使われており、高音質向けのコーデックとしてLDAC、aptX HD / aptX Adaptive、LHDCなどがあります。
これまでLHDCは、OnePlusやOPPO、Xiaomiなど一部メーカーのスマートフォンで利用できましたが、Androidのシステムレベルで広くサポートされるコーデックではありませんでした。
Android 17では、このLHDCがシステムレベルでサポートされることになります。
LHDCが利用できるか確認する
Android 17にアップデートしたPixelでは、対応イヤホンを接続すると、開発者向けオプションのBluetoothコーデック設定にLHDCが表示されます。
確認方法は以下のとおりです。
設定アプリを開き、「デバイス情報」から「ビルド番号」を複数回タップして開発者向けオプションを有効にします。その後、「設定」→「システム」→「開発者向けオプション」→「Bluetooth Audio Codec」に進むと、接続中のイヤホンで利用できるコーデックを確認できます。
この項目はBluetoothオーディオ機器を接続しているときにのみ確認できます。







イヤホン側の対応も必要
注意したいのは、PixelをAndroid 17にアップデートすれば、すべてのイヤホンでLHDCが使えるわけではないことです。
Bluetoothコーデックは、スマートフォン側とイヤホン側の両方が同じコーデックに対応している必要があります。
LHDC対応のNothing Earを使って挙動を確認してみました。
Android 16では、Nothing XアプリでLHDCを有効にしても、Pixel 10 Pro/Android 16側のBluetoothコーデック設定にはAACとSBCしか表示されませんでした。これはイヤホン側がLHDCに対応していても、スマートフォン側が対応していなかったためです。



一方、Android 17では挙動が変わりました。
Nothing Xアプリ側でLHDCを無効にしている場合は、Android 16と同じくAACとSBCのみが表示されます。しかし、Nothing XアプリでLHDCを有効にすると、Pixel 10/Android 17側の開発者向けオプションにもLHDCが表示されることを確認できました。
つまり、LHDCを利用するには、Android 17へのアップデートに加えて、イヤホン側のLHDC対応も必要です。さらに、LHDC対応イヤホンでも、専用アプリ側で有効にしないと、スマートフォン側にLHDCが表示されない場合があります。
LHDCの公式サイトには、Nothing Ear / Ear 2、OPPO Enco Free4 / X3 / Air4 Pro / X2 / X、ゼンハイザー IE80S BTなどが対応製品として掲載されています。
ただし、最新デバイスがすべて掲載されているわけではないため、購入前には各メーカーの公式サイトでLHDC対応の有無を確認した方がよさそうです。





















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