2026/06/24 16:40

Pixel 10シリーズ、Android 17でワイヤレスイヤホンの音質向上。LHDCに対応

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Y.Sakakura

Google PixelがAndroid 17で、高音質Bluetoothコーデック「LHDC」に対応しました。

LHDCは、低遅延かつ高音質なワイヤレスオーディオを実現するBluetoothコーデックです。これまでも一部のAndroidスマートフォンでは利用できましたが、Android標準で使える機能ではなく、利用には端末メーカー側の対応が必要でした。

一方、LHDCを開発するSAVITECHは昨年末、Android 17でLHDCがシステムレベルのオーディオ標準として採用されることを発表していました。

今回、Android 17の正式版が配信されたことで、Google PixelでもLHDCが利用できるようになったことが明らかになっています。

Android 17でLHDCが標準対応へ

LHDCは、有線接続に近い高音質なワイヤレスオーディオを実現することを目的としたBluetoothコーデックです。

Bluetoothイヤホンやヘッドホンでは、スマートフォンとオーディオ機器の間で音声を送るためにコーデックが使われます。一般的にはSBCやAACが広く使われており、高音質向けのコーデックとしてLDAC、aptX HD / aptX Adaptive、LHDCなどがあります。

これまでLHDCは、OnePlusやOPPO、Xiaomiなど一部メーカーのスマートフォンで利用できましたが、Androidのシステムレベルで広くサポートされるコーデックではありませんでした。

Android 17では、このLHDCがシステムレベルでサポートされることになります。

LHDCが利用できるか確認する

Android 17にアップデートしたPixelでは、対応イヤホンを接続すると、開発者向けオプションのBluetoothコーデック設定にLHDCが表示されます。

確認方法は以下のとおりです。

設定アプリを開き、「デバイス情報」から「ビルド番号」を複数回タップして開発者向けオプションを有効にします。その後、「設定」→「システム」→「開発者向けオプション」→「Bluetooth Audio Codec」に進むと、接続中のイヤホンで利用できるコーデックを確認できます。

この項目はBluetoothオーディオ機器を接続しているときにのみ確認できます。

イヤホン側の対応も必要

注意したいのは、PixelをAndroid 17にアップデートすれば、すべてのイヤホンでLHDCが使えるわけではないことです。

Bluetoothコーデックは、スマートフォン側とイヤホン側の両方が同じコーデックに対応している必要があります。

LHDC対応のNothing Earを使って挙動を確認してみました。

Android 16では、Nothing XアプリでLHDCを有効にしても、Pixel 10 Pro/Android 16側のBluetoothコーデック設定にはAACとSBCしか表示されませんでした。これはイヤホン側がLHDCに対応していても、スマートフォン側が対応していなかったためです。

Android 16
イヤホン側の設定を変更
Android 17
LHDCの利用にはイヤホン側の設定変更が必要なことも

一方、Android 17では挙動が変わりました。

Nothing Xアプリ側でLHDCを無効にしている場合は、Android 16と同じくAACとSBCのみが表示されます。しかし、Nothing XアプリでLHDCを有効にすると、Pixel 10/Android 17側の開発者向けオプションにもLHDCが表示されることを確認できました。

つまり、LHDCを利用するには、Android 17へのアップデートに加えて、イヤホン側のLHDC対応も必要です。さらに、LHDC対応イヤホンでも、専用アプリ側で有効にしないと、スマートフォン側にLHDCが表示されない場合があります。

LHDCの公式サイトには、Nothing Ear / Ear 2、OPPO Enco Free4 / X3 / Air4 Pro / X2 / X、ゼンハイザー IE80S BTなどが対応製品として掲載されています。

ただし、最新デバイスがすべて掲載されているわけではないため、購入前には各メーカーの公式サイトでLHDC対応の有無を確認した方がよさそうです。

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