10月発売が噂されているGoogleの次期スマートフォン「Pixel 4」では、空間に描いた手の動きを読み取る「モーションセンス」に対応することが既に発表されている。
「Pixel 4」に搭載される最も魅力的で特徴的な機能になるはずだが、日本では利用できないようだ。
60GHz帯の電波を利用してモーションを検出する「Soli」
Googleが7月に公開した「Pixel 4」 シリーズの最新情報で開発に5年を費やしたモーション認識技術「Soli」の搭載が明かされていた。
「Soli」を搭載したデバイスはジェスチャーなど付近で起きた小さな動きを認識でき、ディスプレイの目の前で手をはらう動きをすると曲をスキップできるほか、アラームのスヌーズや音声通話を終了するといったことが可能になる。
ただし、「Soli」は一部地域で利用可能と案内。日本で利用できるのか不明だったが、XDA-Developersが発見したBestBuyのプロモーションページによると、アメリカ、カナダ、オーストラリア、台湾、ほどんどのヨーロッパ諸国でのみ利用可能とのこと。
「Pixel 4」は最近になってFCCを通過。「Soli」が60GHz帯の電波を使って手や指の動きを認識することがわかっている。日本でも60GHz帯の認証を受ける必要があるが、技適のコストや海外版では搭載されないFeliCaとの関係など、なんらかの関係で認証できなかったと想像できる。
なお、Googleは「Pixel 4」が初めてのデバイスと説明しているように、「Soli」は今後スマートフォン以外のデバイスにも搭載されるはずだが、同様に日本では利用できない可能性がある。
UPDATE:2019/09/13 10:35BestBuyの表記が変更されていたことがわかった。現在は日本では利用できないとの記述が削除されている。