Googleが10月に発売した5G対応スマートフォン「Pixel 5」には、Qi規格に準拠したワイヤレス充電対応のアクセサリやスマートフォンを背面に置くとバッテリーを充電できる新機能「バッテリーシェア」が追加されている。
HUAWEIやSamsungなどのスマートフォンにいち早く搭載されていた機能を真似した形だが、Googleがとある工夫を施していたことがわかった。
2つのデバイスを同時に充電可能
通常、バッテリーシェアを利用するには設定画面の階層をたどって機能をオンにするかクイック設定パネルから機能をオンにしなければいけない。
ただし、Pixel 5が充電中の場合はバッテリーシェアが自動的に短時間だけオンになり、デバイスを背面に置くだけでワイヤレス充電できることを9to5Googleがサポートページから発見した。
- Pixel スマートフォンが電源に接続されて充電中になると、バッテリー シェアが短時間、自動的にオンになります。
- その時間内に別のデバイスがスマートフォンの電力を使用していることをスマートフォンが検知しなかった場合、バッテリー シェアはオフになります。
- スマートフォンが電源に接続されていない場合は、バッテリー シェアを手動でオンにできます。
この時はバッテリーシェア中のアクセサリだけでなくPixel 5も充電される。iPhone 12 Proを充電したところ30分でPixel 5を+2%、iPhone 12 Proを+13%充電できた。充電速度は早くないがPixel Budsなどイヤホンであればそこまで充電スピードを気にする必要はない。
受信側の充電が終わるまでは受信側の充電が優先されるが、その後、Pixel 5の充電が開始されるため2つのデバイスを効率的に充電できる。Pixel 5を充電しながらのバッテリーシェアは特に旅行や出張などワイヤレス充電器を持ち運びにくい場面で役立ちそうだ。
なお、バッテリーシェアには背面に置いた別のデバイスが完全に充電されていることを検知した場合や高温に達した場合は機能がストップするなど安全に利用できる機能も備わっている。
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