今月8日にリリースされた2022年2月のAndroid/Pixel向けの月次アップデートでは、カメラを起動すると端末ごと再起動する不具合やBluetoothの音質が改善されました。
その一方で再びWi-Fiの不具合が発生していると多数のユーザーが報告しています。
スリープ時にWi-Fiが自動でオフ→手動オン→自動オフのループバグ
Redditにて報告されている不具合は勝手にWi-Fiがオフになるというもの。特にスリープ状態になった時に発生するようです。
スリープを解除したあと、手動でWi-Fiをオンにしても数秒〜数時間後には勝手にWi-Fiがオフに。再起動してからオンに戻してもこの現象がループするという非常にストレスが溜まる不具合です。
Googleのサポートに問い合わせた人は、言われたとおり端末を初期化したところ、わずか2時間後に不具合が再発したと報告しています。それを受けて別のユーザーは一部の端末のハードウェアに問題があることは明らかでGoogleは正直に話して返金・交換対応すべきだと激怒。
ほかにも1月のアップデート以降から発生していて「イラつく」「ただのガラクタになった」「ただ普通に動くだけのスマートフォンを作るのがそんなに難しいのか」と怒りの声が数多く投稿されています。
なお、Googleは2022年1月の月次アップデートにて「ネットワークに関する修正と改善」「特定の条件下でWi-Fiが切断される問題を修正」を実施しており、今回は2月のアップデートを適用した後から発生したという声がほとんどです。
初期化以外にもネットワーク設定の初期化や保存したWi-Fiの削除、電池持ちが改善する「接続の自動調整」のオフなど、いろいろな方法が試されていますが、どれも数時間だけ効果のあるもので解決には至っていません。今のところGoogleからの緊急アップデートや3月の月次アップデートを待つか、初期化を伴うバージョンダウンを試すしか解決できないようです。
なお、不具合はすべてのユーザーが対象ではなく「不具合が起きていない」と投稿する人も確認できます。発売日に購入した手元のPixel 6 Proでも発生していませんが、もしお使いのPixelスマートフォンで不具合が発生している場合はコメント欄で発生している機種や不具合の内容を教えてください。
UPDATE:2022/02/23 16:57GoogleはWi-Fiの不具合の原因を特定し、ごく一部の端末で発生していると説明。2022年3月のアップデートで不具合を修正することを明らかにしました