Googleが昨年発売したPixel 7シリーズは、前世代のモデルに比べて明らかに不具合が少なく大幅に完成度が向上しました。ただ、それでも完璧ではありません。
問題の1つは一部のユーザーが発売後すぐに報告していた画面スクロールのバグです。
問題の報告から4ヶ月経過した今になってようやくGoogleは問題を認め、次回のアップデートで修正することを明らかにしました。
スマートフォンの画面をスクロールすると慣性が働くことで、実際の指の移動量よりも画面の移動量が大きくなります。
この慣性によって快適なスクロールが実現されていますが、報告されているPixel 7 Proのスクロールバグに遭遇すると慣性が働かなくなって画面が移動できなくなるため、大きなストレスにつながります。
例えば、ホーム画面の1番左にあるGoogleアプリを表示した状態で左にスワイプしてホーム画面に戻ろうとしても戻れなくなります(1,2)。この現象はスマートフォンのケースを使用していない手元のPixel 7 Proで何度も遭遇しました。
また、逆に慣性が効きすぎて少しの指の移動量で大幅に画面がスクロールしてしまう不具合も確認されています。
バグはIssue Trackerでも管理されていて去年の11月から数百件のコメントが投稿されていてこれまで放置されていた状態でしたが、Googleは2月10日に「不具合を認識しており、今後のソフトウェアアップデートで改善するよう取り組んでいる」と投稿しました。カメラが割れるようなハードウェアの問題ではなくソフトウェアの修正によって改善される問題で一安心です。
不具合の具体的な修正時期は案内されていないものの、Android Policeはベータ提供されているAndroid 13 QPR2にて改善されていることから2023年3月の月次アップデートで追加される可能性が高いと予想しています。
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