Googleが昨年発売した「Pixel 7」と「Pixel 7 Pro」では、背面のいわゆるカメラバーのデザインおよび素材が最新化されて金属とガラスを組み合わせたものになりました。
それが原因かはわからないものの、TwitterやReddit、Googleのサポートフォーラムなどでカメラバーが勝手に破れたとの報告が相次いでいます。
Googleは保証対象外として有償修理を求めている
カメラバーにガラスを使用している以上、割れを完全に防ぐことはできませんが、問題なのはスマートフォンを落としていないにも関わらず勝手に割れてしまうことです。
ガラスが割れたカメラはレンズが剥き出しになり、保護されないことから写真や動画撮影にも影響を及ぼすだけでなく、最悪の場合はレンズにキズが付いてカメラそのものを交換するはめになるでしょう。
こういったハードウェアの欠陥は、ごく一部のユーザーによって報告されることがほとんどですが、今回の件は一部や複数では表現できないほど多くのユーザーから報告されています。Googleのサポートフォーラムでは多数の写真が投稿されたことで膨大なアルバム状態になっています。
I was told by @madebygoogle that with no sign of physical damage it was my fault. Was quoted over $400 to fix. I do like the case @peakdesignltd pic.twitter.com/M8qGtEYqmG
— Steven (@thverybestracer) December 27, 2022
Alex Hatzenbuhlerは、この問題をGoogleに問い合わせたところ「検討した結果、保証対象外にすることを決めた」との回答が届き、保証の範囲内でデバイスの交換または修理ができず、お金を払って修理する必要があると告げられたとのこと。
Googleのサポートフォーラムを確認したところ、Googleに修理を依頼したところ自己責任として200ドルから400ドル以上の修理費用を求められたと報告がある一方で、保証対象になるケースも報告されています。
The VergeはGoogleにコメントを求めたもののすぐに回答しなかったとのこと。
ガラスが割れる原因は不明なものの、暖かい場所から寒い場所に移動した時にガラスが粉々に割れたと主張するユーザーが複数います。報告例はいずれもマイナス気温から比較的暖かい場所への移動によるものですが、日本でもスキー場に出かけたり、雪景色をスマートフォンで撮影した後に室内に入る場合は注意が必要です。