近く登場の「Pixel Buds Pro」が空間オーディオやヘッドトラッキングに対応?AirPods Proに対抗か
Googleのフルワイヤレスイヤホンシリーズ「Pixel Buds」にまもなくProモデルが追加されると報じられています。
現時点で伝えられている情報は4色のカラーバリエーションで登場することだけですが、Android 13の変更内容から空間オーディオとヘッドトラッキングに対応し、ライバルとなるAirPods Proと同じ機能を搭載するかもしれません。
アクティブノイズキャンセリング対応にも期待
ベータ版のAndroidを解析して、次期OSで追加される可能性がある新機能を紹介しているおなじみのMishaal Rahmanは、GoogleがAndroid 13にて空間オーディオやヘッドトラッキングの対応に動いていることを考えれば、まったく驚くようなことではないとツイートしています。
Mishaal RahmanはPixel Buds Proの存在について疑惑の製品と語っていて、それを前提にあくまでも可能性を述べただけですが、Googleが3Dオーディオのスタートアップ企業Dysonicsを買収したことが発覚した際にも、将来的に空間オーディオに対応したPixel Budsが登場するのではないかと予想する声が多数ありました。
This would absolutely not surprise me given Google's work on spatial audio + head tracking support in Android 13, especially their secrecy around the latter. Plus, there's BLE Audio support in Android now too. https://t.co/yJHcKCF4dy
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) May 3, 2022
空間オーディオは、頭上などあらゆる方向から音が降り注いで、音楽で包み込まれるような音楽体験を提供する機能で、ヘッドトラッキングは頭の動きを検知することで、常に耳の横で音が鳴るのではなく、正面から飛んできた音に対して頭を左に向けると、正面方向に近い右耳に音が飛んでくるようなこれまでになかった新しい感覚を体験できる新機能です。
ほかにも現在販売されていない上位モデルの「Google Pixel Buds」に搭載されながら、販売中のエントリーモデル「Google Pixel Buds A-Series」には搭載されていないウインドノイズ低減やワイヤレス充電に対応した防滴仕様の充電ケース、スワイプによる音量調整、イヤホン使用中に赤ちゃんの泣き声や犬の吠える声、緊急車両のサイレンといった重要な音をAIで検知してイヤホンを使用中に音を知らせてくれる「アテンション アラート」といった機能にも対応する可能性は高いでしょう。
Proを名乗る以上は、アクティブノイズキャンセリングや外部音取り込みモードにも対応する必要がありそうです。
「Pixel Buds Pro」の登場はまもなくとのことですが、具体的な日時はわかっていません。直近で最も可能性が高いのは日本時間12日午前2時から開催される「Google I/O 2022」でしょう。同ビッグイベントでは、待望のスマートウォッチ「Pixel Watch」と手ごろなミッドレンジスマートフォン「Pixel 6a」の発表も噂されています。