Googleが現地時間5月10日に開催するビッグイベントGoogle I/O 2023で発売日などさらなる発表が噂されているPixel Tabletがアメリカで無線通信機器を発売するために必要なFCC認証を取得しました。
FCC認証の取得は発売が間近に迫っていることを示す1つのヒントで、例えばPixel 6aは4月に認証を取得した後、7月に発売。Pixel 7シリーズは昨年8月に認証を取得した後、10月に発売されています。
なお、同時期の発表が噂されているPixel 7aもすでにFCCを取得しています。
FCC認証を取得したのはGoogleの未発表デバイスであるモデル番号GTU8Pのデバイス。
FCCが公開した資料からこのデバイスがWi-Fi、Bluetooth、UWBに対応していることが確認されており、4G/5Gなどモバイルデータ通信が利用できないことからタブレット端末であると予想されます。
なお、Pixel Tabletにモバイルデータ通信に対応したモデルが存在するか否かは不明ですが、割安な非対応モデルが存在することは間違いありません。
気になるのはUWBに対応していること。UWBは近距離に限定した高速無線通信が可能で、Pixelスマートフォンでは車の鍵として利用する際に使用されていますが、モバイルデータ通信に対応しないタブレットでは想像しにくい使い方です。
9to5Googleの予想はUWBを使ったTap to Transferを実現するというもの。これが実現すれば、PixelスマートフォンをPixel Tabletにタップするだけで音楽が転送され、音質の良いスピーカーで音楽を楽しめます。逆にタブレットで聞いていた曲をPixelスマートフォンに転送することもできるはず。
Pixel Tabletはただのタブレットではなく、スピーカー付きのドックと連携することからこういった使い方が実現する可能性はありそう。
また、Googleは紛失防止タグを開発していると噂されています。AppleのAirTagではUWBによってiPhoneの画面で距離と方向を確認しながら、どこに行ったかわからなくなったアイテムの位置を確認できることからGoogleが近い将来に向けた準備を進めている可能性があります。
コメントを残す