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Google、スマートウォッチのPixel Watch 5にも独自のTensorチップ搭載か

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Yusuke Sakakura公開日:2024/10/29 11:13
Google、スマートウォッチのPixel Watch 5にも独自のTensorチップ搭載か

GoogleはPixelスマートフォンでに高度なAI機能を追加するために、チップセットを市販のSnapdragonから独自のGoogle Tensorに移行しました。

この結果、消しゴムマジックや編集マジック、リアルタイムな音声の文字起こしなど、数多くの魅力的なAI機能を実現しています。

今年、GoogleはTensorチップをワイヤレスイヤホンのPixel Budsシリーズにも拡大し、初のTensor A1チップを搭載することで、ノイズキャンセリングの効果が最大2倍に向上吸いました。

さらに、次はスマートウォッチのPixel WatchシリーズにTensorチップ搭載を計画しているようです。

スマートウォッチのAI機能を強化か

2022年に発売された初代モデルのPixel Watchには、2018年発表のExynos 9110チップが搭載されました。

このチップは消費電力も高く性能の低いため、動作もカクつくことから筆者もストレスを感じていましたが、2023年発売のPixel Watch 2には、2022年発表のSnapdragon W5 Gen 1を搭載し、今年発売されたPixel Watch 3にも同じチップが搭載されたことで不満は改善されているようです。

Android AuthorityがGoogleのgChips部門から得た情報によると、Pixel Watch 5には“NPT”というコードネームのチップが搭載される予定です。

Google Tensorのコードネームは、ビーチの名前から取られる傾向があり、Pixel 10シリーズに搭載見込みのTensor G5は、Laguna Beach(LGA)、NPTはおそらくNewport Beach(ニューポートビーチ)に由来しています。

このNPTチップは、1つのArm Cortex-A78と、2つのArm Cortex-A55で構成されるようです。

Arm Cortex-A55は2017年に発表された時代遅れのチップではあるものの、Androidスマートウォッチ向けのチップメーカーであるSamsungとQualcommの両社が古いコアを最新のプロセスノードで製造して採用していることから方針は妥当と言えます。

例えば、Snapdragon W5 Gen 1も2012年発表のArm Cortex-A53を新しい4nmプロセスで製造したバージョンを搭載しています。

なお、NPTに採用されるプロセスノードは現時点では不明です。

NPTのリリース予定日は、大幅な性能向上が予想されるTensor G6と同じ2026年になるとのこと。ただし、リリース予定日が書かれた文書の日付が2023年初頭であることから変更される可能性があります。

Googleは独自チップのメリットをスマートフォンにもたらし、今年はワイヤレスイヤホンにも拡大しましたが、再来年にはスマートウォッチにももたらすようです。そのメリットがAIになること可能性はかなり高く、どういった機能がもたらされるのか今から楽しみです。

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