楽天モバイルの契約数が2023年8月28日に500万回線を突破しました。
500万回線を突破したのは2020年4月からサービスが本格的にスタートした携帯キャリアサービスの契約数。他社から回線を借りてサービスを提供するMVNOは含まれていません。
500万回線→444万回線→再び500万回線
楽天モバイルは2019年10月に5000人を対象とした無料の先行サービスを開始し、翌年の2020年4月8日から正式サービスをスタートさせました。
2020年6月に100万回線を突破すると、同年12月に200万回線、2021年3月に300万回線に到達。同年4月に1GBまで0円の新料金プランを発表すると、2021年9月には411万回線に到達し、2022年4月には500万回線を突破しました。
順調に回線数を増やす一方で赤字が積み上がっていたことから0円プランを廃止する大幅な方針転換を実施。これにより、2022年6月末には477万回線まで減少。その後も2022年10月末に445万回線、2022年11月末に444万回線まで減少します。
契約数の減少は2022年11月末を底に増加を見せ始め、2023年3月末には454万回線まで回復していました。
今年は法人向け料金プランを開始。MNP予約番号不要でのりかえができるMNPワンストップの導入、国内におけるパートナー回線エリアのデータ容量制限を廃止した「Rakuten最強プラン」、PC版のRakuten Linkのベータ版提供を開始、パートナー回線を拡大する方針転換によって早期に4Gの人口カバー率を99.9%まで伸ばしたしたなど、複数の要因で0円プランの時期を超える500万回線まで増加したようです。
なお、今年2月の決算会見で三木谷氏は解約者の7割が1GB以下の0円対象者であったことを明かし「血の入れ替えが進んでいる」と収益性が改善されていることも明かしています。最初に500万回線を突破した時は収益性のないユーザーも多く含まれていましたが、今回は100%収益性のあるユーザーに変わっています。
それでも楽天モバイルは2023年1〜6月期において1850億円の赤字を記録していますが、前年同期の2538億円の赤字から改善しています。