5月12日、楽天モバイルが新料金プラン「Rakuten最強プラン」と共に今年6月から通信品質を向上すると発表しました。
これは今月11日に発表したKDDIとの新たなローミング協定によるもので、au回線のプラチナバンドを活用することで屋内や繁華街、高層ビルなども含めて電波がつながりやすくなります。
人口カバー率は98.4%から99.9%に
楽天モバイルは建物などの障害物に回り込む特性によって、電波の届きにくい建物内などの場所でも電波がつながりやすいプラチナバンドを保有していないことから、屋内や繁華街、高層ビルなどで電波がつながりにくいといった声が聞かれます。
これを解消するのがKDDIと新たに結んだローミング協定。楽天モバイルはパートナー回線(プラチナバンド)を最大活用することで、人口カバー率は98.4%から99.9%に向上し、非プラチナバンドではつながりにくい場所でも電波がつながりやすくなるとしています。
パートナー回線エリアに繋がる機会が増えることで気になるのがパートナー回線エリアにおいて1ヶ月のデータ通信量が5GBを超えると、通信速度が最大1Mbpsに低速化される速度制限ですが、楽天モバイルが6月1日から提供する新プラン「Rakuten最強プラン」では、速度制限が撤廃され、パートナー回線エリアでも楽天回線エリアと同様に通信可能になります。
また、楽天回線からパートナー回線に切り替わる時の動作がスムーズでなくストレスを感じることもありましたが、よりシームレスな切り替えが可能になるとのこと。
なお、海外のパートナー回線においては高速データ通信が1ヶ月2GBまで無料という制限は新料金プランでも維持されます。