「楽天モバイル」を運営する楽天が携帯電話事業への参入を目指すとの方針を昨年12月に発表し電波取得を申請していたが、今日、総務省がこれを認めたことでドコモ、au、ソフトバンクに次ぐ第4のキャリアが誕生する。
「楽天モバイル」で提供中の料金プランを提供予定
共同通信によると、総務省の電波監理審議会が2018年4月6日に携帯電話事業への新規参入を目指す楽天への電波割り当てが適当であると答申したとのこと。これにより、楽天モバイルネットワークに1.7GHz帯の周波数が割り当てられ第4のキャリアとして事業を展開することになる。
総務省が公開した資料によれば、現在「楽天モバイル」で提供中の料金プランを提供する予定で今後は大容量プランや法人専用プランの提供も検討しているようだ。
サービス開始は2019年を予定。絶対的な顧客基盤と楽天スーパーポイント、楽天モバイルで培った通信事業のノウハウを組み合わせることで低価格で利用しやすい料金の実現を目指し、オンラインショッピングやストリーミングサービス、革新的な決済手段などを包括的に提供するとしている。目標とする獲得ユーザー数は格安スマホの「楽天モバイル」の10倍以上となる1,500万件。既存のキャリアはドコモが約7,500万件、auが約4,960万件、ソフトバンクが約3,900万件を獲得している。
楽天モバイルネットワークは、楽天が携帯電話事業への新規参入を目指して今年1月に設立された新会社。取締役に三木谷浩史氏が就いている。資本金は1億円。