Samsungが2025年の最新スマートフォンGalaxy S25シリーズを発表しました。
新世代のGalaxy AIが搭載され、人のように提案・実行するAIエージェントに新たに対応します。
シリーズは全3機種。画面の大きさやバッテリー容量が異なる「Galaxy S25」と「Galaxy S25+」、改良されたチタンフレームに50メガピクセルの新しい超広角カメラを搭載した「Galaxy S25 Ultra」が登場します。
この記事では、発売日・新機能・価格などGalaxy S25シリーズの情報をまとめています。また前作のGalaxy S23シリーズとの違いを確認できる比較も行っています。
過去最薄のデザイン
Galaxy S25 / S25+には、改良されたOne-massデザインが採用されています。
背面はよりフラットになり、カメラリングが強調され、前面のベゼルもさらに薄く、スタイリッシュになりました。
新しいOne-massデザインは過去最薄で、Galaxy S25の厚さは7.6mmから7.2mmに改善。重さも168gから162gに改良され、片手での操作性が改善されています。
カラーはアイシーブルー、シルバーシャドウ、ネイビー、ミントの4色。また、Samsungオンラインショップ限定カラーとしてブルーブラック、コーラルレッド、ピンクゴールドも用意されます。
なお、今回は日本でもオンラインショップ限定カラーを購入できます。残縁ながらGalaxy S25+は日本では発売されません。
最上位モデルのGalaxy S25 Ultraは、前作で初めて採用したチタンフレームが改良されました。
これにより重さが233gから218gまで大幅に軽量化され、厚さも8.6mmから8.2mmに薄型化されています。
画面を保護する強化ガラスには、最新の「Gorilla Glass Armor2」を採用したことで、驚異的な落下保護と対傷性を実現。また、高い評価を得ている反射防止がさらに強化されています。
カラーはチタニウム シルバーブルー、チタニウム ブラック、チタニウム グレー、チタニウム ホワイトシルバーの4色。
Samsungオンラインショップ限定カラーとして、チタニウム ジェットブラック、チタニウム ジェードグリーン、チタニウム ピンクゴールドも用意されます。
また、新たなサステナブルな取り組みとして、より多くのリサイクル素材を使用するほか、中古のGalaxyスマホからリサイクルコバルトを取り出し、バッテリーとして再生するモバイル業界として初の試みである廃棄バッテリーの循環システムがGalaxy S25に導入されます。
AIエージェント
昨年初めて搭載されたGalaxy AIが大幅に進化します。
Galaxy S25シリーズでは、新たにAIエージェントが導入されることで、AIが自律的に行動を提案・実行することで日々の生活をサポートします。
アプリを行き来する複雑な作業もAIにお任せ
Galaxy S25シリーズの目玉機能の1つがAIにおけるアプリ間の連携です。
例えば、お気に入りのサッカーチームの試合日程をカレンダーに登録したいとき、これまではウェブでカレンダー情報を検索してカレンダーファイルを取り込むか、手動でコピペする必要がありました。
Galaxy S25シリーズならサイドボタンを長押しして「今シーズンのアーセナルの試合スケジュールを調べてカレンダーに追加して」と依頼するだけで完了します。
さらに、GeminiのAsk this Videoにも対応します。
これは動画を見ているときに「この動画で紹介されているアイテムをリスト化してメモに保存して」と依頼すると、字幕データや動画の概要欄から動画内で紹介されている役立つアイテムをAIがまとめてメモに保存する機能です。
必要な情報がいますぐ欲しいときや長時間の動画を見てられないときに時短になる便利な機能です。
なお、アプリ間の連携はGoogleやSamsungの標準アプリに加えて、SpotifyやWhatsAppのような対応するサードパーティアプリでも利用できます。
- レストランを検索して友達や家族にメッセージで共有
- 冷蔵庫をカメラで撮影して何が作れるかを聞くとAIが材料を特定してレシピを提案
- どこに保存しているかわからない搭乗券の検索
- 異言語のメニューを撮影して「50ユーロ以内でおすすめのサラダとメインディッシュを教えて」とおすすめを聞く
- YouTubeの動画をすべて視聴せずに重要なポイントだけをAIに聞く
好みを把握するパーソナライズAI
Galaxy AIは行動パターンや好みを把握して、一人ひとりに最適な情報を提案するパーソナライズAIも強化されています。
まったく新しい「Now Brief」は、朝になるとエナジースコアや天気予報、ニュース、リマインダー、睡眠スコアを表示し、昼になると目的地までに予定どおり着くように出発時間をリマインドし、現在地と目的地の天気、ドライブ用の音楽のプレイリストを提案。
夜になると明日予定されているイベントや、まだ確認していない不在着信、その日撮影した写真や訪れた場所、次の日の天気予報、就寝前のマインドフルネス、就寝前にリラックスできるオン顔を提案します。
なお、Now Briefはユーザーの行動パターンを学習することで精度を高めていきますが、オンデバイスで動作するため安心して利用できます。また、クラウドAIについても、ユーザーのリクエスト完了後、サーバーから即時削除され、学習や広告に利用されることはありません。設定からクラウドAIをオフにすることも可能です。
ロック画面には「Now Bar」が表示されます。
バックグラウンドで動作しているアプリの情報をロック画面から確認できる機能で、例えばフォローしているお気に入りのチームの試合状況をリアルタイムに表示されます。
マルチモーダルの新機能
新しいGalaxy AIはテキスト/画像/動画/音楽などさまざまなコンテンツを認識できるマルチモーダルに対応します。
マルチモーダルを応用した新機能の「AIセレクト」では、ユーザーが今何をしているかを正確に理解し、最適なアクションを提案します。
例えば、YouTubeでゴルフのスイング動画を見ているときに、エッジパネルからAIセレクトを選択すると、見ているコンテンツが動画であることを認識し、GIFアニメーションとして保存することを提案します。
また、画面に表示されているものを丸で囲むと検索できる「かこって検索」は、今見ている動画のBGMやカフェで流れている音楽が気になったときにホームボタンを長押しして音符ボタンをタップすると、流れている音楽を認識して曲情報を表示します。
アプリ内の検索機能も強化され、何千枚または何万枚から目的の写真や動画を見つけたいときは画面を何回もスクロールするのではなく「イタリア旅行の写真を探して」とキーボードで入力するか、声に出すだけですぐに見つけられます。
この自然な言語による検索機能は設定画面にも適用されるため、「テキストをより見やすくしたい」などデバイスの設定もAIがサポートし、設定画面を探し回る必要がなくなります。
Galaxy史上最速・最強のSnapdragon 8 Elite for Galaxyを搭載
スマホの性能に直結するチップには“Galaxy史上最速・最強”を謳う最新のSnapdragon 8 Elite for Galaxyが搭載されます。
NPUは前モデルに比べて40%も性能が向上したことで、最先端のAIをオンデバイスで利用可能に。また、基本性能に関わるCPUは37%も向上、快適なゲーム体験に重要なGPUも30%もパフォーマンスが向上、電池持ちに影響を与える電力効率も改善しています。
特にゲーミング体験は、Vulkanエンジンの最適化によって、よりスムーズになったほか、レイ・トレーシング性能が40%も向上したことで、よりリアルで鮮やかなゲーミング体験を実現。
40%も大型化したベイパーチャンバーや、熱効率を20%向上するために調整されたサーマルインターフェース素材TIMを備えた放熱構造の改善によって、高負荷や長時間でも快適にプレイできます。
カメラ
最上位モデルのGalaxy S25 Ultraには、引き続きクアッドテレシステムのカメラが搭載されます。
- 2億画素センサーの広角カメラ
- 50メガピクセル/5倍望遠カメラ
- 10メガピクセル/3倍望遠カメラ
- 50メガピクセルの超広角カメラ
光学同等の2倍/光学3倍/光学5倍/光学同等の10倍に加えて、月も撮影できる最大100倍ズームなど、遠くの被写体を撮影できるズーム性能がウリでしたが、今作では超広角カメラの画素数が4倍以上にアップグレードされています。
これにより、狭い場所を広く撮影するときも細部まで撮影できるように。超広角での8K撮影が可能になり、マクロ撮影もディテールが強化されています。
動画も強化されています。
Galaxyスマートフォンが強みとする夜間での撮影では、チップセットに初搭載されたSTFによって、動く被写体とその周辺をより成功に分析することで、暗闇における強力なノイズ除去を実現しています。
さらに4倍も広いダイナミックレンジで撮影できる10bit-HDR撮影や、ログ撮影が可能な「Galaxy Log」、AIによる深度と明るさの調整によってデジタル一眼レフのような操作性を実現する「バーチャルアパーチャー」に対応しました。
AIを活用した編集機能では、動画内の音声を細かく分析して、音量を調整して不要なノイズを除去できる「オーディオ消しゴム」が追加され、背景に映り込んだ不要なものを削除したり、目立たせたいものを移動できる機能の精度が向上しています。
Galaxy S25シリーズの発売日と価格
Galaxy S25シリーズの発売日は2月14日です。
Samsungオンラインショップの販売価格は、Galaxy S25が129,000円から、Galaxy S25 Ultraが199,800円。いずれも前作から値上げされています。
Galaxy S25シリーズのスペック表と違いを比較
Galaxy S25とS24を比較
Galaxy S25 | Galaxy S24 | |
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デザイン | ||
素材 |
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サイズ |
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重さ | 162 g | 168 g |
ディスプレイ |
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カメラ |
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フロントカメラ |
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写真機能 |
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動画機能 |
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AI |
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ベンチマーク | ー |
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チップセット | Snapdragon 8 Elite for Galaxy | Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy |
メモリ | 12GB | 8GB |
バッテリー |
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ワイヤレス充電 |
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SIM |
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5G | Sub6・ミリ波 | Sub6・ミリ波 |
Wi-Fi |
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Bluetooth | 5.4 | 5.3 |
FeliCa | ◯ | ◯ |
防水・防じん | IP68 | IP68 |
USB | 3.2 Gen 1 | 3.2 Gen 1 |
セキュリティ |
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センサー |
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位置情報 |
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アップデート保証 |
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同梱品 |
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Galaxy S25 UltraとS24 Ultraを比較
Galaxy S25 Ultra | Galaxy S24 Ultra | |
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デザイン | ||
素材 |
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サイズ |
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重さ | 218 g | 233 g |
ディスプレイ |
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カメラ |
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フロントカメラ |
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写真機能 |
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動画機能 |
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AI |
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ベンチマーク | ー |
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チップセット | Snapdragon Elite for Galaxy | Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy |
メモリ | 12GB | 12GB |
バッテリー |
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|
ワイヤレス充電 |
|
|
SIM |
|
|
5G | Sub6・ミリ波 | Sub6・ミリ波 |
Wi-Fi |
|
|
Bluetooth | 5.4 | 5.3 |
FeliCa | ◯ | ◯ |
防水・防じん | IP68 | IP68 |
USB | 3.2 Gen 1 | 3.2 Gen 1 |
セキュリティ |
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センサー |
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アップデート保証 |
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同梱品 |
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