国内Androidシェアで5年連続ナンバーワンを獲得しているシャープがAQUOS新製品発表会を開催し、AQUOSシリーズの中で最も象徴的なモデルとして登場する5G対応のフラグシップスマートフォン「AQUOS R7」を発表しました。
ドコモとソフトバンクから7月下旬以降に発売されます。待ち時間なし・送料無料・事務手数料なしのドコモオンラインショップでは、すでに予約受付がスタートしています。
さらに挑戦的な進化を遂げた「AQUOS R7」
AQUOS Rシリーズは、昨年発売されたR6にて、老舗カメラメーカーLeica(ライカ)とコラボした1インチの巨大なイメージセンサーを搭載したことで国内外で大きな注目を集めました。
2022年夏モデルとして登場する「AQUOS R7」は、さらに挑戦的な進化を遂げたモデルです。
AQUOS史上最強のポートレートカメラ
より速く、明るく、ナチュラルに映えるAQUOS史上最強のポートレート撮影を目指したカメラは、Leicaとの共同開発のもとイメージセンサを含めたカメラシステムを大幅に刷新。スマホの次元を超えた本格的な撮影体験が楽しめるとのこと。
特に力を入れたのは最も見返す頻度が高く、記憶に残る人物撮影です。
最も優れた瞬間を記録するために必要な「スピード」では、ユーザーインターフェースの改善や全画素オクタPDAFに対応したことで、R6に比べてオートフォーカスが約2倍高速化。AIプロセッサーの処理速度が1.5倍高速化したことで、人物・顔・瞳といったフォーカスポイントをいち早く発見して、マスクをしていてもサクサク撮影可能に。
周囲の環境を気にすることなく撮影可能に「光学性能」も改善。より多くの光を取り込めるスマホ最大級の新型1インチイメージセンサーを搭載することで暗い場所でも明るく、広いダイナミックレンジで撮影可能に。ビニングモードでのピクセルサイズは3.2μmで、R6に比べて1.8倍の明るさに進化しています。
AQUOS R6は望遠レンズのないシングルカメラのため、ズーム撮影が弱点と指摘されていましたが、R7では47メガピクセルの高解像度を活かして、ズーム撮影時に4倍高精細なリモザイクモードにスイッチし、AIによる超解像ズームとの組み合わせによって、ズーム撮影時でも解像感を保った写真撮影が可能です。
カメラレンズはLeicaと共同開発したƒ/1.9の明るく、ひずみの少ないズミクロンレンズを採用。ナノオーダー低反射処理によって60%も反射を低減、逆行時に発生しがちなレンズフレアやゴースト抑えます。
さらに演算処理も進化。新搭載の高感度の測距用センサーによって、日中だけでなく夜景などの暗いシーンでも背景をぼかせるナイトポートレートに対応するなど、映画の主人公になったような写真を撮影できるとのこと。
このほか、髪の毛や眉、目、肌、口元などのパーツを細かく分解して、艶やかな髪の毛、なめらかな肌質、メガネの写り込みを低減するなど、自然なビューティ処理を行うことで、被写体本来の美しさを再現する「フェイスビューティ」、センサーからの出力を圧縮せずそのまま複数枚重ね合わせることで、逆光や薄暗い場所でも忠実な撮影が可能なRAW HDRにも対応。
また、動画撮影ではR5Gに比べて9倍明るく、超高精細な8Kの動画撮影も可能。8K動画からAIが人物を検知して、自動的に拡大するフォーカス再生にも対応します。
スマホ世界最高の2000ニトで屋外でも明るく見やすいディスプレイ
最も電力を消費する部品のディスプレイは、液晶で実現した高画質・なめらか表示・省エネのIGZO技術を有機ELに応用した6.6インチ、WUXGA+の「Pro IGZO OLEDディスプレイ」を搭載。
ピーク輝度は明るい屋外でも画面を見やすいスマートフォンで世界最高の2000ニトで、環境に合わせて画質を最適化する「スマートカラーマッチング」と屋外での表示を見やすくする「アウトドアビュー」に対応するなど、時間や場所によらずワクワクする映像が楽しめるとのこと。
リフレッシュレートは最大120Hzで、画面の書き換えに合わせて黒画面を挿入することで、動きの速いゲームやスクロール操作等において、一般的なスマートフォンのリフレッシュレート60Hzよりも最大4倍なめらかに表示できる240Hz駆動に対応。
リフレッシュレートが高性能化すると、消費電力が大幅に上がって電池持ちが悪化しますが、AQUOS R7では画面のリフレッシュレートを減らして消費電力を抑える「アイドリングストップ」に対応することで、操作に合わせて画面の書き換え回数をダイナミックに変更して消費電力を抑えます。
スマートフォンのディスプレイは、表示するコンテンツを大幅に超えていることから、AQUOS R7はAI超解像によって解像度の低い動画を高精細化し、SDRのコンテンツはバーチャルHDRによって、ピーク輝度と色域を拡張して臨場感のある動画に変換、30fpsなど低いフレームレートのコンテンツは60fpsに補間するなど「画質最適化」によって、スマホのハードウェアとコンテンツのギャップを埋めます。
アニメ20話分をまとめて10秒以内にダウンロード可能な超高速5G
チップセットは今年のフラグシップスマートフォンの多くが採用する最高性能の4nmプロセスのSnapdragon 8 Gen 1と12GBのメモリを搭載。CPUは+11%、GPUは+44%、AIは+50%向上したことで、AQUS史上最もパワフルな処理性能を実現しています。バッテリーは大容量の5,000mAhで、ワイヤレス充電にも対応。
超高速な5GはSub6とミリ波を束ねることで高速化を実現する「Dual Connectivity」によって、AQUOS史上最速の受信時最大4.9Gbps、送信時最大1.1Gbpsを実現。シャープによれば、30分のアニメ動画シリーズ20話分をまとめて10秒以内のダウンロードが可能とのこと。
なお、日本のAndroidスマートフォンにおいては、購入するキャリアによって対応する周波数が異なることから、今使っているスマートフォンをそのままMNP(のりかえ)しにくい問題が指摘されていますが、AQUOS R7についてはドコモおよびソフトバンクから発売されるモデルに対応周波数の違いはありません。
AQUOS R6では、ソフトバンク版がソフトウェアアップデートでeSIMに対応したものの、ドコモ版は現在も非対応のままですが、AQUOS R7はeSIM対応で発売されます。
AQUOS R7のスペック | |
---|---|
サイズ | 測定中 |
重さ | 測定中 |
ディスプレイ |
|
メインカメラ |
|
フロントカメラ |
|
チップセット | Snapdragon 8 Gen 1 |
メモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ | 256GB |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac/ax |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
防水・防じん | IP68 |
生体認証 | 3D超音波指紋センサー |
おサイフケータイ | ○ |
コメントを残す