2015年5月より携帯電話やスマートフォン、タブレットのSIMロック解除が義務化されることに伴い、携帯電話事業者がSIMロック解除にかかる費用や条件、受付窓口の案内をおこないました。
SIMロックを解除できる条件は?
NTTドコモでは、これまでもSIMロックの解除を受け付けていましたが、2015年5月以降に発売される機種については、購入日から6か月間はSIMロックの解除ができない解除制限期間を設けると案内。2015年4月までに発売された機種についてはこれまでと同じ方法でSIMロックの解除を受け付けます。
2015年5月よりSIMロックの解除に応じるauについても、SIMロックの解除を受け付ける条件として「購入日から180日が経過していること」と、案内しています。
また、いずれの事業者も「一部の機種を除く」と、案内しており、SIMロックの解除ができない端末も存在するとのこと。
auについては、4月23日に発売される「Galaxy S6 edge SCV31」についてもSIMロックの解除を受け付けるとしています。
ドコモについては、2015年4月までに発売された端末であれば、購入直後でもSIMロックの解除が可能でしたが、2015年5月以降に発売される機種については、6ヶ月の解除制限期間が設けられるため、注意が必要です。
iPhone、iPadのSIMロックを解除は可能か?
ドコモ広報部に問い合わせたところ、もし、iPhoneやiPadが2015年5月以降に発売されることになればSIMロックの解除に応じるとのこと。
同様の質問をauの広報部に問い合わせたところ、回答は差し控えるとのことでした。
SIMロックの解除はどこで受け付けている?
SIMロックの解除は各ショップで受け付けるほか、ウェブでも申し込みが可能。ドコモについては電話での申し込みも受け付けるとしています。
また、auでは回線契約がない場合、auショップでのみSIMロックの解除が可能で、ドコモは本人確認書類の提示が必要と案内しています。
ただ、中古品など自分が購入していない端末のSIMロック解除については、auは自社が販売を行った端末であればSIMロックの解除が可能。ドコモは、5月以降に販売する機種は自分が購入した端末のみ可能となっています。
SIMロックの解除費用は?
SIMロックの解除費用は受付方法によって異なり、いずれの事業者もウェブでの受付は「無料」、ショップなどのウェブ以外での受付は「3000円(税抜き)」と案内しています。
SIMロック解除の費用、条件、受付方法まとめ
ドコモ | au | ソフトバンク | ||
---|---|---|---|---|
条件 | ①2015年5月以降に発売される機種 ②購入日から7ヶ月以上、経過していること ※1 |
①2015年5月以降に発売された機種 ②購入日から180日以上経過していること ※2 |
― | |
受付方法 | ショップ | ○ | ○ | ― |
ウェブ | ○ | ○ | ― | |
電話 | ○ | × | ― | |
解除手数料 | ショップ:3000円 ウェブ:無料 電話:3000円 | ― |
※:ドコモについては、2015年5月以降に発売される機種について記載しています。2015年4月までに発売された機種はこれまでと同じ方法で受け付けます。
※1:「ドコモ ケータイ」「Xiデータ通信専用端末」は、ショップでのみ申し込み可能。手数料は無料。
※2:「Galaxy S6 edge SCV31」についてはSIMロックの解除が可能
ソフトバンクモバイルやワイモバイルの案内はいまのところなし
記事執筆時点でSIMロック解除の案内を行っているのはNTTドコモとauのみ。ソフトバンクモバイルやワイモバイルからの案内は今のところありません。案内があれば追記します。
▼各社の発表はこちら
コメントを残す