ソニーが今月発売する新型スマートフォン「Xperia 1 VI」では4K縦長ディスプレイが廃止になる見込みです。
カメラにおいても大きな変化があり、いくつかに分割されたカメラアプリが1つに統合されるようです。
望遠レンズは最大7倍ズームに対応?
Xperia 1 Vのレビューにも書いたとおり、Xperiaが大衆向けではなくマニアックな機種に留まっている理由の1つがカメラアプリでした。
Photography Pro、Videography Pro、Cinema Proに分割され、カメラ専用機を模したインターフェースは、腰を据えて時間をかけて撮ったり、長年Xperiaを使い続けている人には良かったかもしれません。
一方で撮りたい!と思った瞬間にポケットから取り出してシャッターを押すといった多くの人が必要とする使いやすくシンプルな体験を提供できていなかったのが正直なところ。
カメラとしては優秀だったかもしれませんがスマホカメラとしてはそうではありませんでした。
そこでソニーはカメラアプリを再設計することにしたようです。
MSPoweruserによれば、Xperia 1 VIに搭載されるカメラアプリは1つに統合されるようです。
従来のカメラアプリには、シャッターボタンの上に背景ぼかしやホワイトバランスなどを調整するいくつものボタンが並んでいましたが、新しいカメラアプリからはすべて取り除かれ、おそらく画面をスワイプするだけで「プロ」や「ボケ」といった撮影モードに変更できる一般的なわかりやすい作りに大きく変化しています。
インターフェースは大きく変わりつつも、人が背を向けていたり、顔が見えなくてもピンポイントでフォーカスを合わせるαシリーズの機能は導入されているそうです。
カメラはExmor T for mobileを搭載する広角レンズを搭載し、高画素センサーを活用した光学相当の2倍ズームに対応。3.5倍〜7倍ズームをカバーする望遠レンズと超広角レンズを搭載しマクロ撮影にも対応します。
オーディオでは、ワイヤレスも含めたハイレゾや360 Reality Audio、LDAC、DSEE Ultimate、3.5mmイヤホンジャックに引き続き対応。
ソニー・ピクチャーズとソニー・ミュージックのエンジニアがスピーカーのサウンドプロファイルをチューニングしたことで低音と明瞭度が向上するとしています。
ボディの背面にはすりガラスのような質感のガラスを採用し、側面には引き続き細かいスリットが採用されます。カラーはブラックとプラチナシルバーの2色とのこと。
ディスプレイは1.5倍も明るくなった新しい有機ELを採用。噂どおり縦横比は19.5:9で超縦長ディスプレイが廃止。消費電力を抑えながらなめらかに動作する1-120Hzの可変リフレッシュレートに対応します。
また、屋外での視認性を高めるサンライトビジョンモード、視覚体験が向上するブラビアHDRリマスターに対応するとのこと。
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