ソニーモバイルから2019年秋冬モデルとして発表された「Xperia 5」(エクスペリアファイブ)が10月下旬以降に発売される。
今夏発売されたXperia 1のコンパクトモデルで、超縦長のディスプレイはそのままに片手でも操作しやすい操作感を実現しながら基本性能はほぼ変わらない今季注目のスマートフォンをフォトレビューする。
映画スクリーンが片手で操作できる6.1インチ「シネマワイドスクリーン」
「Xperia 5」最大の特徴は超縦長のシネマワイドスクリーンにある。
縦横比21:9の超縦長のディスプレイは映画とほぼ同じ比率。画面いっぱいに映像を表示することで迫力・没入感・臨場感が大きく向上している。
また、ディスプレイを縦に長くすることで画面サイズを大きくしながら横幅を小さくして操作性も大きく損なっていない。Xperia 1に搭載された超縦長のディスプレイは“片手に収まる”と表現したように、片手で持てるものの快適な片手操作が実現できていなかった。「Xperia 5」では画面サイズを6.1インチに小さくすることで横幅が72mmから68mmに小さくなり、映像体験と操作性を両立させ、とてもバランスの良いディスプレイになっている。
Xperia 1は世界初の4K HDRディスプレイを謳い“究極の映像美”を実現していたが「Xperia 5」は2.5K HDRにダウン。ただ、6インチ〜7インチほどの小さいスマートフォンのディスプレイでは4Kの効果を感じにくいため、多くの人は見比べても差を感じないはずだ。
なお、Xperia 1で初搭載された「クリエイターモード」にも対応。深い黒と自然な色調表現によって映像制作者の意図を忠実に映像で再現できる。
おすすめはレッドカラー
デザインは高い評価を得た初期のXperia Zシリーズのようなフラットデザインを採用。酷評されていた極厚のラウンドフォルムから大きく変化した。Xperia 1に比べて高さは9mm短く、重さは14gも軽量化されるなど見た目も手から伝わる感触もスタイリッシュになっている。
なお、Xperia 1と同様にワイヤレス充電には対応していない。
背面のロゴはauがグローバルモデルと同じ仕様。ドコモ版は中央にSonyロゴ、ボトム側にXPERIAとdocomoロゴがプリントされている。
Xperia 1との大きな違いはトリプルカメラが左上部に移動したこと。パッと見はわからないがレンズの並びも上から標準、望遠、超広角が望遠、標準、超広角に変わっている。ただ、ƒ/1.6で最も明るく撮影できる“標準レンズ”、ズームでも画質が劣化しない光学2倍の“望遠レンズ”、焦点距離16mm・視野角135°で撮影できる“超広角レンズ”カメラの性能や人の瞳を検出してフォーカスを合わせる「瞳AF」など機能はほぼ同じ*。新機能として指の映り込みやフォーカスのズレ、目つむりを警告してくれる「撮影アドバイス」に対応している。
カメラセンサーが積層型でなくなったことでスローモーション動画は960fpsから120fpsにダウンしている。
カラーラインナップはブラック、グレー、ブルー、レッドの4色。個人的なオススメはレッド。ソニーやドコモ、auのサイトで確認するとレッドはボルドーのような色合いになっているが、実際に目にしてみると印象は結構明るいと感じた。
POBox Touchは廃止に
Xperiaには優れた文字入力アプリ「POBox Touch」が搭載されていたが今季モデルから非搭載になった。発表会で説明員に聞いたところGoogleが提供するGboardに移行したとのこと。理由についてはグローバルに合わせてということだった。
文字入力以外にも指紋認証センサーと電源ボタンが分離されるなどグローバルに合わせた仕様変更(分離はXperia 1から)が続いている。
Xperia 5の価格・発売日
「Xperia 5」は、auから10月下旬以降、ドコモから11月1日に発売される。
両キャリアともすでに予約受付を開始しており、ドコモ版は端末価格が87,912円で「スマホおかえしプログラム」に加入して24回支払いしたあと、機種を返却した時の実質支払額が58,608円になる。 記事執筆時点でau版の価格は発表されていないが、広報部に確認したところ9万円台に設定されるとのことだった。
端末価格 | 初月: 円 2ヶ月目〜: 3,822円 (87,912円) | 初月: 円 2ヶ月目〜: 0円 (-円) | 初月: 円 2ヶ月目〜: 0円 (-円) |
割引サポート | -0円 (-okaeshi円) | -0円 (--円) | -0円 (--円) |
実質支払額 | 初月: 0円 2ヶ月目〜: 3,822円 (87,912円) | 初月: 0円 2ヶ月目〜: 0円 (0円) | 初月: 0円 2ヶ月目〜: 0円 (0円) |
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