ランニングやウォーキングなどワークアウトをするためにApple Watchを購入した人も結構いるかと思いますが、知っておくべきことことが3つあるので紹介しておきます。
Apple WatchにはGPSは搭載されていない
実はApple WatchにはGPSが搭載されていません。そのため、ワークアウトの時間や加速度センサーで得られる歩数や歩幅などの情報から消費カロリーや走った距離、ペースを計算しています。
GPS。Apple Watchは内蔵された加速度センサーにあなたのiPhoneのGPSを組み合わせて使うため、ウォーキング、ランニング、サイクリングなど屋外でワークアウトをする際も、移動距離や速度を一段と正確に測定できます。
加速度センサー。Apple Watchの加速度センサーは、あなたの総運動量を測定し、歩数をカウントして、1日の運動で消費したカロリーを計算します。
引用元:Apple – Apple Watch – 健康とフィットネス
ただ、歩幅というのは毎回同じではないため、正確な距離を計算するのは難しいようです。となると、Apple Watchだけでワークアウトを行うと、どこまで正確な情報が得られるのか気になりますよね。
Apple Watchはどれぐらい正確なのか実験してみた
実は、Apple WatchとiPhoneを一緒に持って走ると、Apple WatchはiPhoneのGPSから得た情報を使って、より精度の高い距離やペースを計算することができます。
「Apple Watchだけでどれぐらい正確なワークアウト内容を得られるのか」を調べてみるべく実験として、Apple WatchとiPhoneを持ってGPSが使える状態とApple Watch単独でGPSが使える状態で同じコースをランニングしてみたところ、以下の様な結果になりました。
Apple Watch単独で走った時(GPSが使えない)の測定結果は同じコースを走ったにも関わらず、約400mほど長く走ったことになりました。
Apple Watch単独で走った場合のワークアウト内容は結構テキトウと言っても良いでしょう。
Apple Watchの精度を高める方法とは?
とは言っても、自分のようなiPhone 6 Plusユーザーは毎回、毎回サイズがデカくて大きいものを携帯しながら走りたくないわけですが、どうしたら良いのか。
調べてみると、Apple Watchには「調整プロセス」という学習機能が存在します。Apple Watchを身につけて、iPhoneを携帯した状態で約20分間(複数回に分けてもOK)、ランニングやジョギング、ランニングマシンを行うと、Apple Watchがより精度の高い距離やペースを得られるとのこと。
この調整プロセスを開始するために特別な操作は必要ありません。iPhone を携帯しているときは、ワークアウト App を使って通常のウォーキングまたはランニングのワークアウトをする間にこのプロセスが行われます。
引用元:ワークアウトとアクティビティの精度を高めるために Apple Watch を調整する – Apple サポート
また、走るペースは毎回一定ではないため、20分間の調整プロセスは走る速度ごとに存在していて、最初の20分間を走り終えたあとも、同じようにiPhoneを携帯してApple Watchを身につけた状態でワークアウトを行うことで、Apple Watch単独でワークアウトを行った時の距離やペースの精度がより正確になるようです。
まとめ:Apple Watchを使ってワークアウトするなら知っておくべき3つのこと
というわけでApple Watchを使ってランニングやジョギングなどのワークアウトを行う場合は、以下のことを知っておく必要があります。
- Apple Watch単独では、距離やペースなどワークアウトの内容を正確に得ることはできない
- Apple Watch単独で走った時の精度を高めるために「調整プロセス」が利用できる
- 「調整プロセス」は約20分間行う必要があり、走るまたは歩く速度ごとに行う必要がある
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