週明けの10日午前2時から開催されるAppleのスペシャルイベントでは、新型Apple Watchの発表が噂されています。
新型モデルとして、手ごろな価格のApple Watch SE3、スタンダードモデルのApple Watch Series 10、ハイエンドモデルのApple Watch Ultra 3の3機種が登場する見込み。
注目が集まるアップデートは、ケースやチップ、ディスプレイといったハードウェアの進化だと思いますが、実際のところスマートウォッチにおける最も重要なアップデートは医療向けの機能です。
すでにApple Watchでは、心電図の測定による不整脈や心房細動の兆候検出、心拍数の測定、不規則な心拍の通知などを利用できますが、新たに睡眠時無呼吸症候群の検出に対応する可能性があります。
治療すれば劇的に改善することが多い症状
Appleの未発表製品について最も信頼できるMark Gurmanの直前レポートによると、Apple Watch Sereis 10とApple Watch Ultra 3では、睡眠時無呼吸症候群の検出が可能になるそうです。
Apple Watchが睡眠時無呼吸症候群を検出すると、利用者に通知が送られ、医師への相談を促すようです。
睡眠時無呼吸症候群は、寝ているときに何度も呼吸が止まる病気です。
医学的には10秒以上、呼吸が停止する状態を睡眠時無呼吸と呼び、1時間あたり5回以上無呼吸が発生する場合は疾患と診断されます。
睡眠時無呼吸症候群に疾患すると、睡眠の質が悪化して日中の眠気や集中力の低下を引き起こして、業務など社会生活に支障をきたすことがあり、さらに心筋梗塞や脳卒中といった合併症のリスクが高まることがわかっています。
睡眠中に何度も息が止まると眠りの質が悪くなり、日中の眠気やからだの怠さなどの症状を引き起こし、社会生活に影響を及ぼすことがあります。また、血液中の酸素が欠乏することによって心臓、脳、血管に負担がかかり、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの重篤な合併症を来たす危険が高まります。そのほか糖尿病、高血圧症などさまざまな持病への悪影響も報告されています。
- 引用元
- 兵庫医科大学病院
自覚症状がなく、うるさいいびきの音などを周りから指摘されて気づくことが多いため、Apple Watchで簡単に診断できるようになればとても便利です。
ただし、医療認可を取得するまでは利用できない場合は、認可が下りるまでは利用できず、ソフトウェアアップデートによって後日追加される可能性もあります。
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