Apple Watch Series 10、手首で血圧測定が可能に?睡眠時無呼吸症候群など魅力的な健康機能に対応か
- Appleが高血圧と睡眠時無呼吸症候群の検出を新機能に取り組んでいると報道。
- これら新機能は、異常を検知すると通知し、フォローアップ検査を提案する。
- もしApple Watchがこれらを検出できるなら、患者にとって重要な機能となる。
Apple Watchの買い時は医療機能が大きく進化する時です。
最近では血中酸素濃度センサーが追加されたSeries 6、皮膚温センサーが追加されたSeries 8/Ultraが発売されましたが、Apple Watchの歴史上、最も大きなインパクトがあったのは何人もの命を救ってきた不規則な心拍通知と心電図測定、転倒検出が追加されたSeries 4です。それ以降のインパクトは小さなものでしたが、2024年に発売されるApple Watch Series 10では、魅力的な健康機能が追加される可能性があるようです。
日本人の3人に1人が高血圧。世界的にも急増
Applen未発表製品について最も詳しいBloombergのMark Gurmanは、Appleが高血圧と睡眠時無呼吸症候群の検出といった新しい2つの健康機能に取り組んでいるとレポートしています。
これらの機能は症状に罹患していると判断すると、警告を発してフォローアップの検査を提案するとのこと。つまり、血圧を測定して具体的な数値を表示するものではなく、不規則な心拍通知のように異常な高血圧を検知すると手首に通知するようなものになるようです。
厚生労働省の報告によれば、2010年の日本の高血圧症有病者の割合は男性60.0%、女性44.6%で、特に男性は増加傾向にあるようです。また、オムロンは日本人のおよそ3人に1人が高血圧で、日本は高血圧患者が多く、世界的にも急増していると報告しています。
高血圧は「無症状の殺人者」とも呼ばれ、放置すると体に深刻なダメージをもたらします。心臓に負担をかけるため、心不全の原因になります。また、血管が硬くなると脳の血流が悪くなり、脳卒中を引き起こす可能性もあります。さらに、腎臓にも影響を与え、腎臓病につながることも。健診で血圧を定期的にチェックしましょう。
高血圧患者の割合は高齢になるに連れて高くなるものの、日本人男性では30代でも5人に1人、40代でも3人に1人が有症者になることから高血圧の検知機能は広い年齢層にアプローチできるはずです。
また、睡眠不足につながり、心筋梗塞や脳梗塞を招くこともある睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に起こることから極めて気づきにくいとされており、Apple Watchの助けを借りて検出できるのであれば、嬉しい機能になります。
Mark Gurmanは新しい外観を持つ少なくとも1つのモデルの発売を計画しているともレポートしています。
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