Nexus 9が製造終了。2016年の新製品はNexusタブレット?それともPixel C?
2014年11月に発売されたHTC製の「Nexus 9」が今年4月にGoogleストアから削除され、同ストアでの販売が終了しました。
家電量販店やAmazonなどでは販売が継続されているものの、HTCが製造を終了したことが明らかになりました。これにより、在庫限りで販売が終了となります。
Nexus 9の製造終了をHTCが認める。製造中のNexusタブレットがゼロに
CNETによると、HTCの広報が「Nexus 9」の製造を終了したことを認めたとのこと。Nexus 9は、HTCとグーグルが共同で開発された8.9インチのディスプレイを搭載するハイパフォーマンスなタブレットとして2014年に発売。約1年半で販売・製造が終了し、現在製造されているNexusタブレットはゼロになります。
HTCがGoogleのフラッグシップタブレット「Nexus 9」の製造を終了した。HTCの広報担当者が米CNETに対して認めた。同タブレットは4月に「Google Play」ストアから削除されたが、HTCのウェブサイトでは、一部モデルが今でも販売されている。
- 引用元
- CNET Japan
今年秋の新製品はNexusタブレット(2016)、それとも「Pixel C(2016)」?
Nexusタブレットは、2012年に初代モデルとして「Nexus 7(2012)」が発売され、ヒットを記録。その後、「Nexus 10」→「Nexus 7(2013)」→「Nexus 9」と1年ごとに新製品が発売されていましたが、昨年はなし。
今年晩夏の正式配信がアナウンスされた次期Android Nでは、複数のアプリを同時に表示できるマルチウィンドウが目玉機能になることから、新しいNexusタブレットが発売される可能性が高いのではないかと一時は思いましたが、グーグルは昨年、Nexusを冠しない「Pixel C」を発売していました。
Convertibleに由来するPixel 「C」は、その名が示すように、専用のキーボードカバーを脱着することでタブレットとしてもノートPCとしても使えるハイブリッドデバイスとして登場。
デバイスそのものの評価は高いようですが、中身のAndroidがタブレットで動作するものと変わらないため、物足りないと評価されています。マルチウィンドウを搭載した次期Android Nであれば、評価はまた異なるものになるはずです。
「Pixel C」は、アメリカなど14ヶ国で発売されたものの、日本では発売されていません。今年は新たな「Pixel C(2016)」の発売 または Pixel Cの販売対象国の拡大が予想されます。
今年11月以降、全Nexusタブレットがメジャーアップデートの対象外に
Nexusタブレットとして最後に発売された「Nexus 9」が今年の11月で発売から2年が経過するため、全Nexusタブレットのメジャーアップデート保証が切れます。
次期Android Nを先行体験できるAndroid Developer Previewが利用できるタブレットはNexus 9とPixel Cの2機種ですが、来年の「Android O」は、Nexus 9のアップデート保証が切れるため、おそらくDeveloper Previewを利用できません。
販売国が限定されている「Pixel C」だけが残るとは考えにくいですが、Nexusスマートフォンの噂は継続的に報じられている一方で、Nexusタブレットの情報は昨年末でバッタリ止まっています。
グーグルがスマートフォンとタブレットの独自開発・製造を検討しているとの報道もあることから、「Pixel C」を推し進めるような気もしますが、どうなるでしょうか。
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