アップルが、iOS 9のアップデート配信を開始しました。配信前に大きな話題になっていた「コンテンツブロック機能」を利用して、広告ブロック機能を提供するアプリが続々と登場しているため、早速使ってみました。
iOS 9の「コンテンツブロック」機能を利用するにはアプリのインストールが必要
iOS 9のコンテンツブロック機能は、開発者向けに提供された最初のベータ版で提供されたものの、ベータ2版では設定画面から削除され、初期状態では利用不可となっていました。また、本日配信された正式版のiOS 9の設定画面からもコンテンツブロックの項目は削除されています。
では、一体どのような形で利用するのか気になるところ。
今年6月の先行発表後に登場した「Purify」は、コンテンツブロック機能を利用してページ上のバナー広告だけでなく、動画内の広告さえもブロックしてしまう非常に協力なモノでした。
あの「Purify」は一体どうなったのか公式サイトにアクセスしてみると、アプリのダウンロードボタンが用意されていました。
早速、アプリをインストール後、設定画面からコンテンツブロックを有効にし、当ブログにアクセスしてみたところ、キレイに広告が消えました。
コンテンツブロックは万能ではなく、「広告ブロック返し」も可能
広告で収益を得ている人にとってこれは脅威かもしれないなー、と思いましたが、一歩先を言ってるPC界隈では、Adblockなど広告ブロックをブロックする、つまりブロック返しなるものも存在していて、そちらを試してみたところキレイにブロック返しに成功しました。
というわけで、当初は設定画面からコンテンツブロックを有効にするだけで利用でき、システム的に広告を非表示にするため、影響はかなり大きいのではないかと思っていましたが、「広告ブロック返し」も可能なことから、想定していたよりも影響は大きくはないのかもしれません。
また、これまでもAppStoreでは広告をブロックするブラウザなどが公開されているものの、AppStoreやウェブの情報を元にアプリをダウンロードするという行為が大変なこともあって一般層にまで普及するとも思えません。結局はPCと同じような状況になるような気がします。
ちなみに、「Purify」など一部の広告ブロックアプリは有料アプリで提供されています。「Purify」は480円です。