Galaxy S24、ロック画面の壁紙も表示するAppleアレンジの常時表示機能をコピー搭載
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
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スマートフォンの常時表示ディスプレイ機能は、電源ボタンを押してロックしたり、長い時間操作せずに放置している時でも日付や時間、通知を表示し続ける便利な機能です。
AOD(Always On Display)とも呼ばれる機能は、GoogleがAndroidにいち早く導入し、Appleも2022年発売したiPhone 14 Proでようやく対応しました。
Appleは常時表示機能をただコピーするだけではなく、そっけない真っ黒な画面を彩るために、電池を犠牲にしながらロック画面に設定している壁紙も常時表示するアレンジを加えましたが、Samsungがこの機能をコピーしてGalaxy S24に搭載しました。
AODがリッチ化したGalaxy S24シリーズ
Android Policeによると、Galaxy S24シリーズに搭載されているOne UI 6.1では、常時表示ディスプレイにロック画面に設定した壁紙を表示するオプションが追加されたとのこと。
このオプションはデフォルトでオンになっていて、設定画面からオプションをオフにすることで、これまでのように真っ黒な背景に戻すこともできます。
ほかにもロック画面の壁紙に人間やペットが映っている場合は、背景を削除してペットや人の部分だけをするオプションを追加するなど、SamsungはAODをリッチにアップデートしたようです。

One UI 6.1のアップデートはGalaxy S23以前の機種にも数ヶ月のうちに提供されますが、SamMobileは信頼できる人物から得た情報として、ロック画面の壁紙も常に表示するオプションは旧機種では利用できないと伝えています。
その理由はディスプレイの電力効率にあるようです。
Galaxy S24シリーズは3機種すべてがリフレッシュレート1-120Hzに対応しているため、ロック画面が常に点灯していても消費電力を小さく抑えることができます。ただ、リフレッシュレート最小1Hzのデバイスは旧機種にも存在していることから、それ以外の要素も関連していると予想されます。
スクロールやアニメーション、対応する動画コンテンツなど、映像のなめらかさを表すスペックです。1秒間に何回画面を書き換えるかを表現していて、例えば、リフレッシュレート120Hzの場合は、1秒間に120回画面が書き換えられます。一般的なスマートフォンは60Hzです。レートが大きくなるほど電池消費量も大きくなります。

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