ソフトバンク、料金プランの値上げ静観も手数料は値上げ。ウェブも有料化、SIM再発行は当面無料に
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ソフトバンクが各種手数料の有料化を発表しました。値上げの理由について物価高騰による各種費用の上昇としています。
携帯電話業界では、ドコモとKDDIが付加価値を付けて実質的な値上げとなる新料金プランの提供を開始。auでは8月から既存プランが値上げとなります。
ソフトバンクは料金プランの値上げについて方向性は同じとしながらも、付加価値型の値上げについては、いらないものが付いての値上げは事業者、ユーザーにとってWin-Winではないと述べるなど、否定的な見解を示していました。
その上で、料金改定についてはすぐに行動せず、ベストな内容や時期を検討するとしていましたが、2025年8月20日から手数料を値上げすることになります。
店頭は3,850円→4,950円に、ウェブは無料→3,850円に
手数料が値上げされるのは、ソフトバンクが提供するすべてのブランドで、ワイモバイルもLINEMOも対象です。
改訂前は新規契約や機種変更、SIMの再発行など店頭で行う場合は3,850円が必要でしたが、改定後は4,950円になります。
衝撃なのはウェブの値上げです。
人手がいらずユーザーに操作させるウェブにおいては無料が当たり前となっていますが、改定後はウェブでも3,850円が必要になります。
eSIMも含めてSIM再発行に関しては「当面無料」と案内されていますが、「有料化の準備が整い次第」お知らせすると説明されていることから、そう遠くないうちに有料化されそうな気もします。
PayPayカードユーザーに特典提供
手数料の値上げと同時にPayPayカードユーザーを対象に2つの特典が提供されます。
1つ目の特典は、ソフトバンクとワイモバイルでPayPayカード割が適用対象となっている場合、および支払い方法をPayPayカードもしくはPayPayカードゴールドに設定している場合、1,100円相当のPayPayポイントが付与される特典の提供がスタートします。
2つ目の特典は、PayPayカード割の適用対象かつペイトク50/ペイトク無制限に加入している場合は、ブランドのりかえを店頭で手続きすると3,850円相当のPayPayポイント、ウェブでの手続きで2,750円相当のPayPayポイント付与されます。
これにより実質手数料は改訂前と変わらず、ブランドのりかえの場合は無料になる場合もあります。
ウェブの手数料
手続きの内容 | 改訂前 | 改定後 | 特典適用(実質金額) |
---|---|---|---|
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無料 | 3,850円 | 2,750円 |
ブランド間のりかえ
(ペイトク無制限/ペイトク50)
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無料 | 3,850円 | 0円 |
SIM再発行 | 無料 | 3,850円
(当面無料)
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ー |
店頭の手数料
手続きの内容 | 改訂前 | 改定後 | 特典適用(実質金額) |
---|---|---|---|
|
3,850円 | 4,950円 | 3,850円 |
ブランド間のりかえ
(ペイトク無制限/ペイトク50)
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3,850円 | 4,950円 | 0円 |
SIM再発行 | 3,850円 | 4,950円 | 3,850円 |
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