アップデート保証期間内の初代Pixel WatchにWear OS 6提供されず
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleは2022年10月に発売したGoogle Pixel Watchの初代モデルに、最新のアップデートを配信しました。
今回のアップデート内容は、セキュリティの修正と不具合の改善にとどまっており、今月、Pixel Watch 2 / 3に配信された、最新バージョンのWear OS 6は配信されていません。
ハードウェア性能が原因か
初代Pixel Watchのアップデート保証期間は2025年10月までと案内されています。
保証期間は最低3年間とされているため、期間終了後にアップデートが配信される可能性もありますが、緊急アップデートのみで、実質最後のアップデートになると思われます。
新機能が追加されるようなアップデートはないでしょう。Wear OS 6も対象外となるようです。
Googleは、10月のアップデート提供前からWear OS 6を提供されず、セキュリティと不具合の修正のみになることを予告しており、実際にそのとおりになりました。
Pixel Watch 1 did not get Wear OS 6 with the October update and will continue to run on Wear OS 5.1. Please be on the lookout for any future security and bug fixes for Pixel Watch 1.初代Pixel Watchには10月のアップデートでWear OS 6は配信されず、今後もWear OS 5.1で動作し続けます。セキュリティ更新やバグ修正の提供については、今後の案内をご確認ください。
この判断にはハードウェア性能の制約が関係しているとみられます。
初代Pixel Watchは発売時点で型落ちだったExynos 9110プロセッサと2GBのメモリを搭載。Wear OS 5.1もガクガクで動いて明らかにハードウェアの限界を迎えていました。
Material 3 Expressiveによってインターフェースが大幅に強化されたWear OS 6が要求する処理能力に応えられないのは明らかです。
保証期間内でもOSアップデートが提供されない
不安なのはアップデート保証期間内でもOSアップデートが提供されない前例ができたことです。
例えば、来年Wear OS 7が登場したとしても、保証期間内であることを理由に必ずしもアップデートが提供されるとは限らないということです。
初代Pixel Watchユーザーには、最新のPixel Watch 4への買い換えをおすすめします。
45mmの大きな文字盤と、薄型のベゼルによって広がった表示領域。表面のガラスだけでなく、内部の表示パネルまでドーム形状になったディスプレイは、これまでにない美しさです。
さらに、30分で90%まで回復する爆速充電や、手首を上げるだけで呼び出せるGeminiなど、使い勝手が大きく改善する進化もあります。Pixel Watchからの買い換えなら必ず満足するはずです。



















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