Pixel WatchでPixelスマホの画面ロックを自動解除する方法まとめ。指紋認証のイライラを解消
- Pixel Watchのウォッチ認証をオンにすると、Pixelスマートフォンの画面ロックが自動で解除可能です。
- ただし、Pixel Watchの自動ロック解除は一方向で、スマートフォンからWatchのロックは解除されません。
- ウォッチ認証を利用するには、Pixel WatchとAndroid 13以降をサポートするPixel 4a以降の機種が必要です。
大量の新機能が追加された2023年12月のアップデートで、待望のPixel WatchとPixelスマートフォンの連携機能が追加されました。
なかでもロックが解除されたPixel Watchが近くにあることを条件に、指紋認証の精度が悪いとの声があるPixelスマートフォンのロックを自動で解除する「ウォッチ認証」は要望の声が多かったものです。
これから寒くなって手袋をすると指紋認証が使えなかったり、マフラーによって顔の一部が覆われて顔認証の精度が落ちることが予想されるため、重宝する機能です。
指紋認証のストレスを解消する自動ロック解除
Pixel Watchのウォッチ認証をオンにすると、ポケットからPixelスマートフォンを取り出して、画面をスワイプするだけで画面ロックが解除されます。また、逆に時計を手首から外したり、Pixel Watchのロックが解除されていない場合は、自動ロック解除がオフになっていつものようにPINや指紋認証を求められます。
デバイス間の連携機能は動作が不安定になることも多く、筆者の初代Pixel Watchでもセットアップは問題なく完了したものの、まったく機能しないポンコツさでPixel Watchをリセット→再セットアップしたところ、セットアップメニューが消えるなど、ベータ版と勘違いするような実にGoogle Pixelらしい仕上がりです。
一方でPixel Watch 2では、うまく動作しているとの声も聞かれます。正しく機能すれば何度も指摘されているディスプレイ指紋認証の精度の悪さ、一貫性のない不安定な動作にイライラしている人にとっては重宝する機能になるでしょう。
残念なのは自動ロックの解除が一方向ということ。つまり、Pixelスマートフォンのロックを解除してもPixel Watchのロックは解除されません。
iPhoneとApple Watchでは、マスクをしていたりサングラスをしていて顔認証のFace IDが利用できない場合は、Apple Watchのロックを解除することでiPhoneのロックが自動で解除され、iPhoneのロックを解除するとApple Watchのロックが自動で解除される連動した自動ロック解除を双方向で利用できます。
Pixel Watchの自動ロック解除はApple Watchに比べると、少し物足りないものになっていますが、今後のアップデートでPixelスマートフォン→Pixel Watchの自動ロック解除にも期待したいところ。もちろん不安定な動作の改善も必要です。
ウォッチ認証に必要なもの
ウォッチ認証を利用するには、パスコードが設定されたPixel Watchと、Android 13以降をサポートするPixel 4a以降の機種が必要です。タブレットなどでは利用できません。
端末の状態としてPixel WatchはPixelスマートフォンとペアリングされていて、手首に正しく装着されている必要があり、スマートフォンはパスコードまたは生体認証によって画面ロックが設定されている必要があります。
自動ロック解除の設定方法
Pixel Watchと連携させてPixelスマートフォンのロックを自動解除する手順は以下のとおりです。
なお、ウォッチ認証に登録できるのは1台のみです。