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Pixel 8 / 8aも生成AIのGemini Nano対応。USB-Cで外部ディスプレイ接続も可能に:2024年6月のFeature Drop

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Yusuke Sakakura公開日:2024/06/12 13:20
Pixel 8 / 8aも生成AIのGemini Nano対応。USB-Cで外部ディスプレイ接続も可能に:2024年6月のFeature Drop

6月12日、Google Pixelに3ヶ月一度のタイミングで新機能を追加するアップデートFeature Dropの配信がスタートしました。

今回のアップデートでは、Pixel 8とPixel 8aがオンデバイスAIのGemini Nanoに対応。Pixel 8 / 8 Pro / 8aの3機種はUSB-Cケーブルを使ったミラーリングをサポート。Pixel Watchシリーズが自転車の転倒を検出できるようになりました。

2024年6月のFeature Dropアップデートまとめ

Pixel 8 / 8aがGemini Nanoに対応

昨年12月にPixel 8 Pro向けに追加された「Gemini Nano」にPixel 8 / 8aが対応しました。

Gemini Nanoは、AIが取り扱うプライバシー性の高いデータを端末の外から出さず安全に利用できるオンデバイスAI。

レコーダーアプリで記録した音声の文字に起こして要約したり、会話の内容を汲み取って返信内容を提案するスマートリプライ、文章のトーンをAIが調整する文章マジックが利用できます。

Gemini Nanoによる音声の文字起こしの要約機能
Gemini Nanoによる音声の文字起こしの要約機能

いずれも対応するのは英語のみ。現時点で日本語で利用できる機能はありませんが、日本語環境でも英語の音声データの書き起こし→要約(上記画像)は可能です。

ちなみに、Pixel 8 / 8aの場合は開発者オプションからGemini Nanoをオンにする必要があります。

ワンランク上の文字起こし

Gemini Nanoを活用したレコーダーアプリの要約機能において、より詳細に要約できるようになりました。

音声を聞かなくても誰が発言したのかを確認できる発言者のラベル機能は、これまで話し手1、2、3…のように表示され、手動で編集する必要がありました、誰が発言したのか名前を検出してラベル付けしたり、要約に活かすことも可能になりました。

発言者を検出してラベル機能と要約に反映する
発言者を検出してラベル機能と要約に反映する

スマホを大画面で楽しめるミラーリングに対応

Pixel 8 / 8 Pro / 8aの3機種はUSB-Cケーブルを使って外部ディスプレイに接続できるようになりました。

映画やドラマ、バラエティ、スポーツなどを楽しんだり、旅行で撮影した写真や動画を振り返りたい時にも便利に利用できます。

スマホの画面を巨大スクリーンに映し出すミラーリング機能
スマホの画面を巨大スクリーンに映し出すミラーリング機能

電池切れでも紛失したスマホを探せる

先月から日本でもスタートした「デバイスを探すネットワーク」によって、オフラインでもAndroidデバイスを探せるようになりました。

また、Pixel 8 / 8 Pro / 8aの3機種は電源がオフでも23時間以上に渡ってデバイスを探すネットワークによって紛失したスマホの位置を確認することができます。

この機能自体は今回のFeature Dropアップデートで利用可能になったわけではないものの、この機会に改めて案内されているようです。

1回のシャッターでベストショットを撮影

写真を撮影する際に写真を複数枚撮ることが当たり前ですが、アップデート後は複数のフレームを1枚に合成することで黒つぶれや白飛びを解消するHDR+をオンにしていれば、シャッターボタンを1度押すだけで、最高の瞬間を自動的に特定できるようになりました。

1度のシャッターボタンでベストショットを撮影
1度のシャッターボタンでベストショットを撮影

Googleによれば、合成する段階でベースフレームを決定する際に、目を開けているか、被写体が笑っているかなどの基準を考慮しスマートに判断することでこれを実現するとのこと。

この機能はPixel 6以降の機種で利用できます。

レンズの手動選択が可能に

Pixel 8 Proではプロ設定を利用することで、レンズの選択を自動ではなく手動で選ぶことができます。

レンズの選択を自動にした場合、システム判断で意図と違うレンズで撮影することもありますが、手動にすることでそれを避けることができます。

Pixel 8 Pro以外でもレンズの手動選択が可能に
Pixel 8 Pro以外でもレンズの手動選択が可能に

今回のアップデートでは、プロ設定に対応していないPixel Fold / 6 Pro / 7 Proレンズの手動選択できるようになります。

なお、レンズを手動選択するとズームの切り替えボタンが.5/1/2/5からUW/W/Tに変更されます。

電話番号の逆引き

電話アプリの履歴タブで通話履歴を選択すると、Lookupボタンが表示されて電話番号をウェブ検索できるようになります。

この機能は日本では利用できません。

システムに統合されたGoogle One VPN

Google Oneの契約者が追加料金なしで利用できるVPNサービス「Google One VPN」が6月末でサービスを終了します。

これまでPixel 8 / 8 Pro / 8aの3機種以外はGoogle Oneアプリが必要でしたが、サービス終了に伴い、Pixel 7 / 7 Pro / 7a / Foldでは、設定画面のネットワークとインターネット>VPN>Google One VPNからオンにすることができます。

システムに統合されたGoogle One VPNを利用中はステータスバーに「1」が表示されなくなります。

ちなみに、Googleは同VPNを利用できるPixel VPN by Googleアプリも提供していますが、現時点で日本からは利用できないようです。

Pixel Watchが自動車事故と自転車の転倒を検出

Pixel Watch 2に自動車事故の検出機能が追加されます。

Pixel Watch 2が重大な自動車事故を検知すると、自動でカウントダウンが開始してスマートウォッチが安否を確認し、キャンセルするか、助けが必要な場合や応答がない場合は緊急サービスに自動発信します。

Pixel Watch 2が自動車事故の検出に対応
Pixel Watch 2が自動車事故の検出に対応

さらに、転倒検出機能の改善によって自転車の転倒も正確に検出できるようになりました。自転車の転倒はPixel Watch 2だけではなく、Pixel Watchでも利用できます。

そのほかにGoogle Homeアプリも改良されています。

Google Homeの改良
  • 扇風機の風向きや風速を調整するなど、スマート家電の詳細な制御が可能に
  • よく使う家電の操作ボタンをお気に入りに登録し、文字盤をスワイプするだけでそれらのお気に入りにアクセス可能に
  • 文字盤にスマート家電を追加して、手首からすぐに家電の操作が可能に

Pixel Tabletの訪問者確認

ハブモードでPixel Tabletをドックに置いた状態で、Google Nest Doorbellが設置された玄関のインターホンが鳴ると、玄関にいる人のスナップショットがドアベルの通知に表示され、すぐに応答できます。

Pixel Tabletの訪問者確認
Pixel Tabletの訪問者確認

Google Homeのお気に入りウィジェット

対応するスマートホームデバイスに素早くアクセスできるGoogle Homeのお気に入りウィジェットが登場しました。

Google Homeのお気に入りウィジェット
Google Homeのお気に入りウィジェット
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