年内に提供予定と案内されていた初代Pixel Watch向けのWear OS 4アップデートの提供がスタートしました。
Wear OS 4では、複数の新機能に加えて、電池持ちおよびパフォーマンスが改善され、多数の不具合も修正されます。
初期化せずに新しいスマホでPixel Watchが利用可能に
Wear OS 4の目玉機能は待望のデータ移行機能です。
これまで新しいスマートフォンに買い替えた場合は、古いスマホでPixel Watchを工場出荷時の状態に初期化してから新しいスマホとペアリングする必要がありましたが、Wear OS 4にアップデートすると、初期化することなく新しいスマートフォンでPixel Watchを利用することができます。
クラウドにバックアップされるデータには、タイルやコンプリケーション、文字盤、その他の設定が含まれます。
また、Googleカレンダーアプリがプリインストールされ、イベントやタスクの通知を受け取ったり、30日分のスケジュールを確認したり、イベントの場所を確認しながら移動することも可能。タイルやコンプリケーションからGoogleカレンダーにアクセスできます。
さらに、通知機能にはスマートリンク機能が導入されることで、電話番号をタップして電話をかけたり、住所をタップしてルートを確認したり、メディアプレビュー機能によって通知から離れることなく添付画像やGIFを確認することが可能になります。
安全機能では、タイマーをセットして設定時間が過ぎると自分の位置情報を指定の連絡先に共有する「安全確認」や指定した連絡先に自分の現在地とバッテリー残量、通話中かどうかを通知する「緊急事態の共有」、緊急時に自分の医療情報を共有できる「医療に関する情報」が追加。夜間のウォーキングや早朝のランニング時など不安な時間帯での外出も安心です。
アップデートは今後数週間にわたって段階的に配信されるため、筆者のように今すぐアップデートできないPixel Watchユーザーが多数いるものと思われます。通知が来るまで気長に待ちましょう。
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