Apple、Siriアプリを開発か。ChatGPTのような会話型AIに進化へ
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Appleは6月8日にWWDC 2026の開幕を発表し、「AIの進化」を紹介すると予告しました。
現時点で具体的な内容は明かしていないものの、Apple IntelligenceとSiriの刷新が大きなテーマになる可能性が高そうです。
これまでの報道によれば、Appleは新しいSiriの投入を進めているものの、開発は遅れており、iOS 26.5や秋に公開予定のiOS 27までずれ込む見込みです。さらに、最新の報道によれば、AppleはSiriの専用アプリもテストしているそうです。
Siriが“会話型AI”に進化か
アシスタント機能として登場したSiriは、一問一答型のインターフェースを採用しています。会話は使い捨てのため、過去のやり取りを振り返ったり、会話を積み重ねたりする使い方には向いていませんでした。
ただし、AIチャットボットにおいては、1つの会話は長く、複数で進むこともあるため、振り返りができる場所が必要になります。Appleは、そのための場所としてSiriアプリを開発しているようです。
Siriアプリのホーム画面には、過去の会話がリストまたはグリッド形式で並び、何度も利用する会話のピン留め、過去の会話の保存、やり取りの横断検索、新しいチャットを始める大きなプラスボタンなど、かなり具体的なUIも報じられています。
Siriとの会話はテキストと音声の両方に対応。会話画面に吹き出し形式を採用するなど、メッセージアプリに近いデザインになるようです。
そのほかテキスト入力欄、音声モードのトグル、PDFなどの書類や写真などの添付ファイルの解析など、チャットボットにある標準機能を搭載。また、新しい会話を始める際は、過去の利用状況に基づいたおすすめのプロンプトも提案されるそうです。
Dynamic Islandやメニューに統合も
新しいSiriは、Dynamic Islandとの連動もテストされているようです。
Siriの起動後には「Search or Ask」と表示され、ユーザーの要求に応えている間は、「Searching」と書かれたピル型のインジケータと発光するSiriアイコンが表示されます。応答の準備が整うと、Liquid Glassデザインを採用した大きな半透明パネルに形を変え、そのまま下にドラッグして会話を続けられるそうです。
なお、秋発売が見込まれている折りたたみiPhoneには、初となるパンチホールデザインを採用すると報じられています。そのため、物理的なDynamic Islandは搭載されないものの、Dynamic Islandを仮想的に導入。スポーツの試合状況をリアルタイムに表示するライブアクティビティだけでなく、Siriにも対応することが予想されます。
さらに、テキストのコピー時に表示されるメニューにもSiriが組み込まれる可能性があります。
選択した文章を使ってSiriに質問したり、関連するメールを呼び出すこともできる「Ask Siri」が標準アプリのメニュー内に表示される見込みです。ほかにもキーボード上部には、文章の生成や編集を呼び出せる「Write with Siri」もテストされているといいます。
作文ツールそのものは、すでにApple Intelligenceの機能として存在していますが、多用している人は多くないでしょう。その要因のひとつは、存在感が薄いことです。標準にはメモアプリには、いつでも呼び出せるバーが表示されますが、サードパーティのアプリには表示されず、メニューから選ぶ必要がありました。
キーボード上部から直接呼び出せるようになれば、露出が増えることで、使う機会はこれまでよりも増えるかもしれません。
加えて、AppleはSpotlightをSiriに置き換えることも検討しているようです。アプリや写真、メモなどiPhone上に保存されたローカルコンテンツ検索と、ウェブを含めたより広い検索をひとつに統合する可能性があります。



2年前に登場した新しいSiri
Apple Intelligenceが発表されてから2年弱が経過しましたが、新しいSiriについては引き続き開発が遅れているようです。
Appleは2024年のWWDCで、個人データを活用してユーザーの依頼に応える機能や、画面上の内容を理解して質問に答える機能などを備えた新しいSiriを披露しましたが、これらの機能はまだ提供されていません。
また、アプリをどう操作したらいいのかわからないときに役立つSiriによる代理操作や、ウェブの情報をまとめてAIが要約する検索機能についても開発が進められており、一部はiOS 26.5でテストされていると報じられています。






















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