Google、戻るボタンを押しても戻れないハイジャック行為をスパム違反に
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleが、「バックボタンハイジャック」をスパムポリシー違反にすると発表しました。
バックボタンハイジャックとは、ユーザーがブラウザの戻るボタンを押して、ひとつ前のページに戻りたいにもかかわらず、関連記事や広告を表示して戻れないようにする行為です。
“戻る”を妨げる行為は明確なスパム扱いに
ウェブ検索では、検索結果と選んだページを行き来しながらしながら、自分なりの答えにたどり着くのが基本的な流れです。ところが、戻るボタンがハイジャックされていると、こうした流れが妨げられ、大きなストレスにつながり、ウェブ体験そのものが大きく損なわれます。
戻ったはずなのに別のページが表示されたり、見た覚えのないページが履歴に挟まっていたりする。こうした挙動は、単に使いづらいという話ではありません。ブラウザの基本操作そのものが期待どおりに機能しなくなるため、遭遇したときの不快感はかなり大きいはずです。
こうした体験が積み重なると、ウェブ検索そのものを敬遠し、より直接的に答えへたどり着けるAI検索に流れる人が増えても不思議ではありません。
しかも、実際にこうした挙動を見かける場面は珍しくありません。大手メディアを含めて導入しているケースもあるだけに、「ようやくか」と感じる人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、筆者がこの仕組みを導入していたサイトを確認したところ、すでに取り下げられているようでした。ただ、慌てて外したのか、戻るボタンを1回押しただけでは前のページに戻れず、2回押さないと戻れない挙動も確認できました。なお、戻るボタンをハイジャックする行為は、広告プラットフォームで実装されている場合もあるとのこと。プラットフォーム側の修正によって、複数のサイトですでに取り下げられているかもしれません。
Googleはこれまでも、バックボタンハイジャックのような行為はGoogle Search Essentialsに反すると説明してきました。今回の発表は、そうした考え方をあらためて明文化し、ユーザー体験を重視する姿勢をよりはっきり示したものと言えます。一方で、なぜこれまで明確なスパム判定としてアナウンスしてこなかったのか謎です。
Googleによると、バックボタンハイジャックを行っているページは、手動によるスパム対策や自動的な順位引き下げの対象になる可能性があり、Google検索での掲載順位に影響が出る場合があるとのことです。適用開始は2026年6月15日で、サイト運営者にはそれまでの修正対応が求められます。
ブラウザバックに関連ページ仕込んで検索結果や元のページに戻らせないの直帰率・離脱率ダウン&滞在時間アップを狙った誰も得しない激悪ハックだな…
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) August 10, 2023


















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