Samsung、折りたたみスマホ向けSペンを販売終了。相性◎に見えて難しい理由
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Samsungは今から15年前、スマートフォンとタブレットの中間に位置する大型スマホとしてGalaxy Noteシリーズを投入しました。それと同時に誕生したのがSペンです。
スマホを片手に持って手帳のようにメモを取ったり、腰を据えてイラストを描いたり、スマホをリモート操作してカメラのシャッターを押したり。スマホの使い方を広げたSペンは、Noteシリーズの実質的な後継となるGalaxy S Ultraシリーズに引き継がれています。
一方で、よりペン操作に向いているはずの折りたたみスマホでは、Galaxy Z Fold7で本体の薄型化を優先したこともあり、Sペン対応が廃止されました。さらに、Samsungは折りたたみスマホ向けSペンの販売も終了したようです。
折りたたみスマホ向けSペンの販売を終了
大画面の折りたたみスマホとSペンは、一見すると相性が良いように思えます。
ただ、実際には課題もあります。机に置いてペン操作をしようとすると、背面カメラの出っ張りによって本体がガタつきやすく、Sペンを本体に内蔵すれば、折りたたみスマホに求められる薄型化と逆行することになります。
OPPOが今年発売したペン操作対応の折りたたみスマホ「OPPO Find N6」では、背面にペンを収納できる専用ケースが用意されていますが、収納ポケットによって本体がさらにガタつきやすくなる問題があります。
大画面とペン操作の相性は良いものの、折りたたみスマホとペンの相性はそれほど単純ではありません。Samsungが薄型化を優先してGalaxy Z Fold7からSペン対応を廃止したのは、英断だったと思います。
こうしたなか、SamsungはGalaxy Z Fold6/Fold5で利用できる「S Pen Fold Edition (EJ-PF946)」の販売を終了しました。
Samsung公式サイトではすでに購入できなくなっており、Galaxy Z Fold6とFold5は、今後しばらくソフトウェアアップデートが続く機種ですが、対応するSペンだけが先に姿を消したことになります。
これにより、Samsungは現時点でGalaxy Z Foldシリーズ向けのSペンを販売していない状態です。現在販売されているGalaxy S Ultra向けのSペンは、折りたたみスマホでは利用できません。
今回の販売終了が折りたたみスマホ向けSペンをこのまま廃止するための動きなのか、それとも将来モデルで再設計して復活させるための準備なのかは不明です。ただ、少なくともGalaxy Z Fold8シリーズについては、ワイド型を含めてSペン対応は見送られるとの見方が強まっています。
Samsungは、7月22日にGalaxy Z Fold8/Fold8 Ultra/Flip8を発表すると噂されています。




















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