
ソフトバンクが決算説明会を開催し、ドコモの料金プラン「ahamo」への追従を見送る方針を明らかにしました。
質疑応答では、ahamoが8月1日から月額料金を据え置いたまま、データ容量を30GBから40GBに増量したことについて質問がありました。
宮川潤一社長は「いろいろ考えたが、現時点では追従は考えていない」と回答。追従しない理由については、「中容量帯は競争が非常に激しく、これ以上競争を激化させても状況はあまり変わらないと考えた」としています。
そのうえで、ソフトバンクではデータ増量オプションなどを用意しており、十分な競争力を確保できているとの考えを示しました。
2年前は遅れて追従した
宮川社長といえば、ahamoが2年前に月額料金を据え置いたまま、データ容量を20GBから30GBに増量した際には、「本当は動くか迷ったが、耐えきれなくなって追うことにした」と発言していました。
当時はahamoをきっかけにUQ mobileなども対抗策を打ち出し、ソフトバンクもLINEMOの大幅なプラン改定を発表しました。
一方で宮川社長は、行き過ぎた値下げ競争には以前から懸念を示し、「通信料金だけが下がり続けている」と指摘。物価上昇に応じた値上げができる市場環境が望ましいとの考えも示していました。
それでも当時、LINEMOのプラン改定に踏み切った理由については、「売られたけんかは買うのが主義なので」とコメントし、価格競争に応じる姿勢を崩していませんでした。
しかし、今回は同じようにahamoが容量を増量しても、現時点では追従しないと明言しています。
今回も遅れて追従するのか
宮川社長はかねてから、通信料金だけが下がり続ける状況に疑問を呈し、業界のなかでも早い段階から値上げの必要性を訴えていました。
ただし、ソフトバンクが他社に先駆けて値上げに踏み切ることはありませんでした。実際に料金を引き上げたのは、ドコモやKDDIが先に値上げし、市場に値上げを受け入れる空気ができあがったあとです。
結果として、ソフトバンクは先陣を切って批判を受けることなく、宮川社長が以前から必要性を訴えてきた値上げを実現しました。
2年前は「耐えきれなくなって追う」としてahamoに対抗しましたが、今回はすでに値上げを実現したこともあって、慌てて追従する必要はないと判断したのかもしれません。
とはいえ、ahamoが40GBへの増量を開始してから、まだ数日しか経っていません。
前回もソフトバンクはすぐには動かず、ahamoの増量発表から約1カ月半後にLINEMOの改定を発表しました。今回もまずは影響を見た上で、無視できない状況になれば、再び遅れて追従する可能性はありそうです。























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