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ソフトバンクとワイモバイルが6月2日から順次値上げへ。最大550円、付加価値型の改定に

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2026/04/12 1:30
ソフトバンクとワイモバイルが6月2日から順次値上げへ。最大550円、付加価値型の改定に

ソフトバンクとワイモバイルの料金プランが、6月2日から順次値上げされます。

値上げ幅は月額110円から最大550円。今回の改定は付加価値型の値上げで、スマートフォンと衛星が直接つながる「SoftBank Starlink Direct」や、混雑時でも通信が優遇される「Fast Access」、海外で使えるデータ通信サービスなども追加されています。

ソフトバンクはこれまで、こうした「いろんなものを付けて値上げする」やり方に否定的な姿勢も見せていましたが、結局は後追いする形になりました。

ソフトバンクとワイモバイルが6月から順次値上げ

今回の料金改定では、ソフトバンクとワイモバイルの既存プランが6月2日から順次値上げされます。

ソフトバンクでは、「ペイトク」「メリハリ無制限+」「ウルトラギガモンスター+」など30GB以上のプランが月額550円の値上げに。100MB超30GB未満の「ミニフィットプラン+」「スマホデビュープラン」などは月額330円の値上げとなります。

このほか、「ケータイ100MBプラン」やキッズフォン向けプランは110円の値上げ。タブレットやモバイルデータ通信専用端末向けの料金プランについても、30GB以上は550円、30GB未満は330円値上げされます。

ワイモバイルでは、「シンプル」「シンプル2」が330円、「シンプル3」が220円の値上げです。

なぜ値上げに踏み切ったのか?

ソフトバンクが値上げの理由として挙げたのは、通信量の増加と各種コストの上昇です。

寺尾専務によると、この5年間でデータ通信量は1.6倍に増加。その一方で、燃料価格の高騰に伴う電気代の上昇に加え、メモリ価格をはじめとする部材価格の値上がり、人件費の増加など、原価高騰の波が押し寄せているといいます。

さらに、5Gが2020年に始まってから約5年が経過し、次の世代に向けた準備も必要になるなど、事業コストは今後も拡大する見通しです。

寺尾専務は今回の改定について、「なんとかここまで凌いできた」と説明。そのうえで、「このままでは現在のネットワーク品質を維持できなくなるギリギリのタイミングだった」と語りました。

ソフトバンクとしては、コスト増を吸収し続けるのが難しくなり、安定した通信品質と事業基盤を維持するために、今回の判断に踏み切った形です。

単なる値上げではなく“付加価値型”の改定に

今回の改定が少し複雑なのは、単純な値上げではなく、追加サービスをセットにした“付加価値型”の内容になっていることです。

ソフトバンクは、料金改定にあわせて「SoftBank Starlink Direct」「Fast Access」「海外データ放題」「アメリカ放題」「LYPプレミアム」などを利用可能にすると案内しています。

追加される主なサービス
  • SoftBank Starlink Direct:スマホとStarlink衛星が直接つながり、圏外エリアでも通信可能に
  • Fast Access:混雑する場所や時間帯でも通信を優遇
  • 海外データ放題:海外でのデータ通信に対応
  • アメリカ放題:アメリカで追加料金なしに利用可能
  • LYPプレミアム:LINEヤフー系の特典が利用可能

一方で、こうした追加サービスを歓迎する人がいる反面、「不要なものまでセットで付いてきて、その分値上がりする」と受け止める人も少なくなさそうです。

実際、ソフトバンクはこれまで、いろいろな特典を追加して値上げする“付加価値型”の改定には慎重な姿勢も見せていました。それだけに、今回の値上げは、従来のスタンスから一歩踏み込んだものと見ることもできます。

今回の値上げをどう見るべきか

原価高騰であらゆる物の値段が上がるなか、値上げそのものは理解している人も多いはずです。

ただ、その一方で、今回の改定は必要な人には便利なサービスが増える反面、使わない人にとっては単なる値上げに映ります。衛星通信や通信優遇、海外データ通信にどこまで価値を感じるかで、受け止め方は大きく分かれそうです。

ソフトバンクの宮川社長ははこうした付加価値型の値上げについて、いらないものが付いて値上げはWin-Winかと批判的な見方を示していました。それだけに、今回ソフトバンク自身が同じ構造の値上げに踏み切ったことには、少なからず違和感を抱く人もいそうです。

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