LINEMOは当面値上げなし。値上げしない宣言の楽天モバイルを牽制か
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ソフトバンクとワイモバイルが6月2日より値上げします。
2026年3月期決算説明会で宮川潤一社長は、ギリギリまで値上げを避ける方向で検討していたものの、物価上昇やコスト増を背景に、これ以上価格を据え置くと会社の構造そのものが維持できなくなるとして、やむを得ず踏み切ったと説明しました。
また、料金に関する案内がなかったオンライン専用ブランドの「LINEMO」については、現時点で値上げする考えはないと説明しました。
他社への牽制役として維持
LINEMOを値上げしない理由について宮川社長は、同サービスがオンライン専用ブランドであることに触れたうえで、他社を牽制する狙いがあることを明かしました。
ソフトバンクとワイモバイルでは値上げに踏み切る一方で、LINEMOについては、収益性だけで判断するのではなく、他社のオンライン専用プランに対抗するために料金を据え置く考えを示した形です。
宮川社長が「1社でなかなか頑張ってみえるところがある」と表現した他社については、3社が値上げするなかで料金を据え置く楽天モバイルと予想されます。
楽天モバイルは、他社が物価上昇や設備投資コストを理由に値上げへ動くなか、料金を据え置く方針を打ち出しています。一方で、宮川社長は過去に、第4のキャリアが誕生することで国内のネットワークがより強靭になる効果を期待していたと説明。楽天モバイルが自社回線に加えてKDDIのローミング(パートナー回線)でエリアを補完している現状については、4社目のMNOに期待していた役割とは異なるとして、残念だとの考えを示していました。
なお、LINEMOの契約者数については「本当に増加し続けているのかというと実はそうでもない」と説明。ソフトバンクの契約者の大半は、主力であるソフトバンクとワイモバイルの2大ブランドが占めているとしました。
2大ブランドの隙間を埋める存在とするLINEMOについては、将来的に値上げやブランドのあり方を議論する可能性は残しつつも、それは「まだ遠い話」として、当面は現在の方針を見守ってほしいとの考えを示しました。

























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