Googleが開発を手がけた「Nexus One」は黒字だった。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleは昨日、2010年1Qの決算を発表。その場でNexus Oneが黒字ビジネスであることを明らかにしました。
これまでのNexus Oneに対する見方は「大失敗」「赤字」「売れてない」というのが大方でしたが、それらは間違いだったようです。
そもそもNexus Oneはオンラインでしか購入することができずiPhoneや他の携帯電話とは大きく違った販売方法を取っています。売れてないという記事はiPhoneとの販売台数を比較したものがほとんどでしたが、そんなに簡単に単純比較することはできません。
Androidの父であるAndy Rubin氏はNexus Oneの目標販売台数は15万台であったコメントしているようで、Googleも元々販売台数を大きくは設定していないようです。
Androidの父であるAndy Rubin氏は著名な技術系ブログのGigaOMに対して、同社はNexus Oneを15万台発売する計画であると語った。
情報元:Open Source News in China Androidの発展は急速、Nexus Oneの販売数については満足
Nexus Oneの販売台数が発売から約2ヶ月で13.5万台を売り上げたという情報と発売から3ヶ月経ってAT&Tに対応したNexus Oneが発売された事を考えると、現時点での販売台数は恐らく15万台を突破しているでしょう。
Nexus OneというAndroidケータイ自体販売台数で利益に直接貢献せずとも、”Googleが開発した”ことでAndroidというOSの名をあげた事で充分に役割は果たしたのかなという気がします。