GoogleはAndroid OSの最新バージョンとなるAndroid 4.0「Ice Cream Sandwich」を発表しました。
大きな変更点としては、これまでのAndroid OSはタブレット向けとスマートフォン向けに異なるバージョンのOSが提供されていましたが、Android 4.0ではOSの統合が行われたこと。
Android 4.0の新機能を紹介!
ハードキーがAndroid 4.0では不要に!?
Android 4.0にはソフトキーがディスプレイ下部に常に表示される形となり、Android 4.0ではハードキーが不要となりその分ディスプレイのサイズを大きく取ることができます。ディスプレイ下部に表示されるのは戻る、ホーム、タスクの3つ。
Androidの特徴的な機能がさらに使いやすくなった!
タスクボタンをタップすると、実行中のアプリのサムネイルが一覧で表示され、サムネイルをスワイプすると一覧からアプリを取り除くことができるようです。直感的に操作できて面白そう。一覧からアプリを取り除くことでアプリが終了し、メモリの解放が行われるのかが気になります。また、ステータスバーに表示される通知情報についても同じような操作で通知情報を個別に取り除くことが可能です。
ウィジェット機能においてはGmailではタブレット向けのAndroidの様にプレビュー機能が可能になり、YouTubeのウィジェットでは動画のサムネイル画像を表示することが可能になりました。
また、これまでタブレットで利用できたウィジェットのリサイズ機能をスマートフォンでも利用することができます。
ロック画面についても大きく進化しており、ロック画面からカメラを直接起動したり、ステータスバーを表示したり、顔認証によるロックの解除機能が新たに追加されています。
カメラがグンと高機能に!
Android 4.0のカメラではパノラマ撮影機能や連続的にフォーカスを合わせるコンティニュアスフォーカス、フルHD(1920×1080)動画の撮影機能、録画中のスナップショット機能などが新たに追加されました。さらにシャッター速度が大幅に向上しており、連続的な撮影が快適に行える様です。
撮影した写真などを再生するギャラリーも刷新されており、ギャラリーからの画像編集機能やこれまで小さく表示されていたサムネイル画像が大きく表示される様に変更されています。
ブラウザもより快適に。
これまでブラウザにはタブ機能が存在せずかなり使い勝手がウィンドウという名で提供されていましたが、Android 4.0ではタブ機能として提供され、タブは大きなサムネイル画像で表示することができます。また、サムネイルをスワイプするとタブを削除することが可能となります。他にもウェブサイトをPC向けとモバイル向けの切り替え機能やフィーチャーフォンに採用されている画面メモの様な機能が追加されています。
さらに、レンダリング性能は2.3ブラウザと比較して220%高い数値となってより快適にブラウザを利用できるようです。
ユーザー待望の機能が登場!
Androidユーザーから良く聞かれる不満というか悩みはスクリーンショットの撮影機能。これまでAndroidでスクリーンショットを取るにはPCに繋いでSDKを立ち上げ・・・というとても大変な作業でしたが、Android 4.0になってようやくスクリーンショットを簡単に撮影することができるようになるようです。
これがAndroid 4.0の全てではなく他にもデータ通信容量の確認と毎月のデータ通信量を手動で制限できる機能、NFCを利用して各種データの送受信ができる「Android Beam」、SNSサービスを利用できるアプリ「people」が新たに追加されます。
コメントを残す