カンタージャパンが調査した携帯電話・スマートフォンおよびタブレットの購買・使用動向調査によれば、2012年10月〜12月におけるスマートフォン販売シェアで、iPhoneが66.2%を占めているとのこと。
情報元
KANTAR JAPAN
アメリカと日本のみiPhoneがAndroidを上回る
日本ではiPhoneが66.2%、Androidが31.9%となり、アメリカではiPhoneが51.2%、Androidが44.2%と両国ではiPhoneの人気が高いことがわかりました。一方で中国やヨーロッパではAndroidのシェアが54%〜72.5%と、iPhoneを大きく上回る地域もあるようです。
アメリカに本社を構えるAppleがアメリカでトップシェアを取ることに驚きはありませんが、そのアメリカを15%も日本が上回ったことはちょっと驚きですね。ブランド志向の強い日本人の気質が影響しているのでしょうか。
iPhone5の販売不振報道に関して
カンタージャパンでは今回の調査結果から最近報道されているiPhone5の販売不振報道に関して、少なくとも日本でそういった傾向は見られないと分析しています。ただ、カンタージャパンの調査結果は端末のシェアを調査したものではなく、OSのシェアを調査したものです。
つまり、この調査結果からiPhone5の販売不振報道を否定することはちょっと行き過ぎですね。iOSを搭載したスマートフォンはiPhone5だけでなく、iPhone4Sなども継続的に販売されていますから。
以降記載するのはカンタージャパンの分析とは関係ありませんが、iPhone5の販売不振報道はディスプレイの生産量をAppleが減らしたことから報じられたもので、日本国内に限った話しではありませんし、トップシェアを取るような日本の調査結果だけを持ちだして販売不振報道を否定することもできないと思います。
逆に中国やヨーロッパなど多数の地域で54%〜72.5%のシェアを取られてしまっている結果は販売不振の裏付けになると言っても良いのではないでしょうか。
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