Appleの2014年第1四半期決算について協議する電話会議において、CEOであるティム・クック氏が指紋認証(Touch ID)を利用したモバイル決済機能に興味を持っていることを明らかにしました。
指紋認証機能は、現在iPhone 5sのみ搭載されており、アプリや音楽を購入する際の認証機能として用いられています。
iPhone 5sにTouch IDを搭載したのはモバイルシステム決済への興味の裏付け
The Vergeが伝えたところによると、AppleのCEOティム・クック氏が「モバイル決済システムについて興味があり、Touch IDは興味を持っていることの裏付けである」とコメントしたようです。“The mobile payments area in general is one that we’ve been intrigued with,” Cook said on a conference call discussing Apple’s Q1 2014 earnings. “It was one of the thoughts behind Touch ID.”
引用元:Tim Cook says mobile payments were ‘one of the thoughts behind Touch ID’ | The Verge
App StoreやiTunes Store以外で指紋認証の利用が可能に?
一言でモバイル決済といっても色々なものがあるわけですが、Appleが開発する指紋認証機能を使ったモバイル決済は一体どのようなものになるのでしょうか。冒頭でも述べたとおり、iPhone 5sに搭載されている指紋認証機能であるTouch IDは既に決済の一部として利用されていますが、利用できるのはApp StoreやiTunes Storeなどの限定的なものになっています。
ティム・クック氏は興味のあるモバイル決済システムについて具体的には語らなかったためあくまでも推測になりますが、Appleが開発するモバイル決済はAppleが展開するサービスだけではなく、Amazonなどのオンラインショップでも利用できるようになるのではないかと考えられます。
つまり、商品をカートに入れて注文を確定する時に指紋認証することで、Appleに登録したクレジットカードでの決済やキャリア決済などが利用できるようになり、請求箇所を1つにまとめられるというメリットが生まれるのではないでしょうか。
指紋認証を利用したモバイル決済が発表されるタイミングについても明らかにされていませんが、今年6月にも発表が予想されるiOS 8の目玉機能として登場するのかもしれませんね。
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