24日からスタートするAmazonブラックフライデーでもおトクに購入できることが予想されるFire TV、FireタブレットといったAmazonデバイスに、AndroidをカスタムしたOSが搭載されていることは有名な話です。
Googleが開発するAndroidをカスタムすることで、ゼロからOSを開発することなくコストを大幅に節約できる一方で、機能追加が遅れることやAmazonデバイスに必要ないコードが大量に含まれるなどのデメリットがあり、これを解消するためにAmazonデバイスはLinuxベースの独自OS「Vega」への移行すると報じられています。
独自OSへの移行はもう少しだけ先になると見られていましたが、すでにEcho Show 5は独自OSにスイッチしているそうです。
Netflixが視聴できない影響も
Zats Not FunnyがスマートディスプレイのEcho Show 5(第3世代)上でOSバージョンを確認したところ、これまでのFire OS 7.xといったものではなく「OS 1.1」と表示されていると伝えています。
これの影響か第2世代でも視聴可能なNetflixがEcho Show 5(第3世代)では視聴できなくなっています。
それでも発売から約3ヶ月が経過し、OSの移行が報じられるまで誰も気づかないほど自然に移行されています。実際にFire OSとVegaの見た目や操作性はそっくりとレポートされています(ただレビュー評価は第2世代の★4.3/5.0から第3世代では★3.9/5.0に低下している)
ただし、これはスマートディスプレイのEcho Showだからうまくいっているのかもしれません。
脱AndroidによってAndroidアプリのサイドロードはもちろん、Androidアプリそのものも動作しなくなるため(Google Playストアをインストールすることもできない)、Fireタブレットの場合は、より影響が大きいはず。Netflixが視聴できないだけでもストレスを感じる人は少なくないでしょう。
Echo Showの次はFire TVが独自OSにスイッチすると見られており、その時期は2024年初頭になるようです。
Fire TVシリーズのOS移行はEcho Showよりも難しいものになりそうですが、The Vergeも指摘するように販売台数が2億台を突破したFire TVは開発者にアプリを作り直させるだけの人気を誇っています。
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