8月29日、Amazonの決済サービス「Amazon Pay」がQRコード決済に対応した。飲食店や美容院、衣料品店などの実店舗でAmazonショッピングアプリに表示されるQRコードを提示すると決済できる。
2020年までの決済手数料無料キャンペーンも
「Amazon Pay」は、Amazonショッピングアプリに表示されるQRコードを専用の決済端末で読み取ると、決済が完了するキャッシュレス決済サービス。
利用するにはスマートフォンにダウンロードしたAmazonショッピングアプリ起動して、メニューから「すべてを見る」→「Amazon Pay」に進み、決済用のQRコードを表示する。店舗側が決済端末のタブレットで支払額を入力してQRコードを読み取ると、Amazonアカウントに登録したクレジットカード情報を利用して決済される。
店舗には専用の決済端末を無料で貸し出し、費用が高額なPOSレジの導入が難しい中小規模の商店をメインターゲットにする。Amazon Payの決済手数料は3.5%に設定されるが、2020年末まで0%にするキャンペーンも実施する。
日本国内のキャッシュレス決済率は約18%と、韓国(89.1%)やアメリカに比べて非常に低い状況にある。日本政府は2025年までにキャッシュレス決済率を40%に引き上げる「キャッシュレス・ビジョン」を掲げ、キャッシュレス化を促進させている最中だ。
スペースが限られている店舗のレジエリアを巡ってオリジナル決済デバイスを開発するLINEやドコモ、ソフトバンクなど多数の企業が熾烈な競争をみせているが、Amazonも「手数料0円」「追加登録不要」などを武器にキャッシュレス競争に参戦する。
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