先月、人気のバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」がApp StoreとGoogle Playストアから削除された。
削除された理由はアプリストアを提供するAppleとGoogleに収めなければいけない30%のApple税およびGoogle税を回避したことにある。
アプリをApp StoreからしかダウンロードできないiPhoneおよびiPad、iPod touchと他社のアプリストアからもダウンロードできるAndroidでは状況が異なるが、Androidも公式のストア以外からアプリをダウンロードする場合は何度も警告を出しているため一般的なユーザーは途中で諦めてしまうことがほとんどだろう。
Googleはこういった状況を来年リリース予定のAndroid 12で改善することを発表した。
安全性を確保しつつカンタンに利用可能に
Googleは現在ほとんどのAndroidデバイスには2つのアプリストアが事前にインストールされて販売されているなど、Androidユーザーは複数のアプリストアからアプリの入手が可能であると説明している。
例えば、フォートナイトもEpicのストアからダウンロードできるほか、SamsungのGalaxy App Storeなど他のアプリストアからでもダウンロードが可能だ。
ただ、Google Playストア以外の野良アプリストアは使い勝手が悪い。Google Playストアから手軽に入手できるわけではなくダウンロードする際は警告が何度も表示される。存在すら知らなければアプリストアのダウンロード先にアクセスすることも難しい。こういった状況もあってユーザー体験をより良くする方法について開発者からのフィードバックがあったとのこと。
これを受けてGoogleは来年リリース予定のAndroid 12で安全性を損なわないように注意しながら他のアプリストアをカンタンに利用できるようにアップデートする予定を明かした。現時点で具体的なことは何も決まっていないようだが安全性が確保されたアプリストアをGoogle Playから入手できるようになるかもしれない。
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