Googleが今月配信したばかりのAndroid 13では、アップデートと同じタイミングで150もの不具合が解消されていますが、すでにいくつかの新たなバグが報告されています。
今回、新たに確認されたのはアップデート後に電池持ちが悪化するというもの。最適化が完了するまでアップデート後、数日間は電池持ちが悪くなりますが、Android 13では悪くなったまま戻らないようです。
特に多いのはPixel 6ユーザー
Android 13にアップデートしたPixelスマートフォンの設定画面で、残りの使用時間を確認したところ12時間と表示されていたにも関わらず、画面に表示される使用時間とバッテリー残量が急激に減少するとGoogleフォーラムやTwitterにて報告されています。
8月19日に報告された投稿には、約10日間で770件以上の賛成ボタンが押され、今日まで継続的に200近いリプライがついています。
ほとんどのリプライが同じ現象が起きていると賛同。発売されたばかりのPixel 6aや5,4,4 XLのユーザーも不具合を報告していますが、特に多いのはPixel 6とPixel 6 Proユーザーで、充電なしで1日を乗り切るのは難しい。早く直してくれという声も確認できます。
どのシステムがどれぐらいバッテリーを使用したのか確認できる画面にて(設定画面→バッテリー→バッテリー使用量)、Android 13のアップデート後に「アイドル状態」のバッテリー使用量が大幅に増えたことを確認している人もいるようです。
The issue is shown in battery drain below. Some of those slots, the ohone wasn't used, some used a lot. There is no difference in drain. Used to make a big difference between awake/asleep! Major android 13 issue judging by forum link….. pic.twitter.com/7tzH4pzXws
— Bruce Wiggins (@BruceWiggins) August 25, 2022
今のところ不具合を回避する方法はないようです。残念ながらGoogle Tensorを搭載したPixel 6,6 Pro,6aはAndroid 13からAndroid 12にダウングレードできないので、まだアップデートしてない場合は見送った方が良いでしょう。
Android 13ではワイヤレス充電できなくなる不具合も報告されており、携帯総合研究所のコメント欄でも多くの人が不具合を訴えています。
もし、この不具合で困っている方がいればコメントにて不具合の内容と不具合が発生している機種を投稿していただければと思います。
UPDATE:2022/09/01 19:50携帯総合研究所に寄せられたコメントでの報告によると、Pixel 6とPixel Stand(第1世代)の組み合わせでワイヤレス充電できない不具合が発生し、Googleサポートに連絡したところ今後数週間で配信されるアップデートに含まれるように鋭意対応中との回答を得られたとのこと。