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Android 13の新機能と変更点まとめ

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Yusuke Sakakura更新日:2023/12/04 18:39
Android 13の新機能と変更点まとめ

2022年8月16日、Googleが「Android 13」を公開し、Pixelスマートフォン向けに配信を開始しました。

Android 13は、プライバシーとセキュリティ、開発者の生産性を高めることに注力すると説明されていて、昨年ほどの大規模アップデートにはならないものの、壁紙の色を抽出してスマホ全体の色合いを統一する「ダイナミックカラー」がさらに進化し、ついにiPhoneのようにアプリが通知をするためのユーザー許可が必要になります。

この記事では、Android 13の新機能や変更点、対応機種、提供時期などをまとめています。Android 14が公開されるまで情報は随時更新します。

目次

Android 13の対応機種

Android 12の対応機種

発売から3年間のOSアップデート保証期間が付いているPixelスマートフォン。2019年発売のPixel 4|4 XL以降のモデルであれば、Android 13にアップデートできます。

残念ながら2018年に日本初上陸となったPixel 3|3 XLは、今年2月でOSアップデート保証が打ち切りに。2019年5月発売のPixel 3a|3a XLについてもAndroid 13の公開時期が夏以降になることから対応機種から外されています。

機種名docomoauSoftBankRakuten
Google Pixel
Pixel 7|7 Pro 発売済み 発売済み
Pixel 6a 配信済み 配信済み
Pixel 6|6 Pro 配信済み 配信済み
Pixel 5a 5G 配信済み
Pixel 5 配信済み 配信済み
Pixel 4a 5G 配信済み
Pixel 4a 配信済み
Pixel 4|4 XL 配信済み
Pixel 3a|3a XL
Pixel 3|3 XL
Pixel 2|2 XL
Pixel|Pixel XL
AQUOS
AQUOS sense5G 配信済み 配信済み 配信済み
AQUOS R6 配信済み 配信済み
AQUOS sense6 配信済み 配信済み 配信済み
AQUOS sense6s 配信済み 配信済み
AQUOS wish 配信済み 配信済み 配信済み
AQUOS wish2 配信済み 配信済み
AQUOS R7 配信済み 配信済み
AQUOS sense7 配信済み 配信済み 配信済み
AQUOS sense7 plus
AQUOS zero6 配信済み
arrows
arrows Be4 Plus 配信予定
arrows We 配信済み 配信済み
arrows N 配信済み
Galaxy
Galaxy S20 5G 配信済み 配信済み
Galaxy S20+ 5G 配信済み 配信済み
Galaxy Note20 Ultra 5G 配信済み 配信済み
Galaxy A51 5G 配信済み 配信済み
Galaxy S21 5G 配信済み 配信済み
Galaxy S21+ 5G 配信済み
Galaxy S21 5G Olympic Games Edition 配信済み
Galaxy S21 Ultra 5G 配信済み
Galaxy A52 5G 配信済み
Galaxy Z Flip|Z Flip 5G 配信済み
Galaxy Z Fold2 5G 配信済み
Galaxy Z Flip3 5G 配信済み 配信済み
Galaxy Z Fold3 5G 配信済み 配信済み
Galaxy A22 5G 配信済み
Galaxy S22 配信済み 配信済み
Galaxy S22 Ultra 配信済み 配信済み
Galaxy A53 5G 配信済み 配信済み
Galaxy Z Flip4 配信済み 配信済み 配信済み
Galaxy Z Fold4 配信済み 配信済み
Galaxy A32 5G 配信済み
Galaxy A23 5G 配信済み
Xperia
Xperia 1 III 配信済み 配信済み
Xperia 10 III 配信済み 配信済み
Xperia Ace II 配信済み
Xperia 5 III 配信済み 配信済み
Xperia 1 IV 配信済み 配信済み 配信済み
Xperia 5 IV 配信済み 配信済み 配信済み 配信済み
Xperia 10 IV 配信済み 配信済み 配信済み 配信済み
Xperia Ace III 配信済み 配信済み
その他
dtab d-51C 配信済み
dtab Compact d-52C 配信済み
あんしんスマホ KY-51B 配信予定
Redmi Note 11 Pro 5G 配信済み
Redmi Note 10 JE 配信済み
Nothing Phone (1) 配信済み
Zenfone 9 配信済み
Zenfone 8 配信済み
Zenfone 8 Flip 配信済み
ROG Phone 6 配信済み
OPPO Find X3 Pro 配信済み
LEITZ PHONE 2 配信済み

お菓子なコードネームは“ティラミス”

Androidには歴代のバージョンほぼすべてにスイーツにまつわるコードネームがアルファベット順で付与されています。

一般的にコードネームは開発者間で使用される内部的なものですが、Androidは全面に打ち出して“K”にあたるAndroid 4.4では、KitKatとコラボレーションした世界的なプロモーションが展開され、Nexus 7が当たるプレゼントキャンペーンも実施されました。

Googleはさまざまな問題からAndroid 10を機に全面を打ち出す方針を撤回したものの、当然ながら内部コードは今も存在しています。“T”にあたるAndroid 13のコードネームは、ティラミス(tiramisu)になりました。

バージョンコードネーム由来のスイーツ
1.0
1.1
1.5Cupcakeカップケーキ
1.6Donutドーナツ
2.0-2.1Eclairエクレア
2.2 – 2.2.3Froyoフローズンヨーグルト
2.3 – 2.3.7Gingerbreadジンジャーブレッド(クッキー)
3.0 – 3.2.6Honeycomb蜂の巣
4.0 – 4.0.4Ice Cream Sandwichアイスクリーム・サンドイッチ
4.1 – 4.3.1Jelly Beanゼリービーンズ
4.4 – 4.4.4KitKatキットカット
5.0 – 5.1.1Lollipopロリポップキャンディ
6.0 – 6.0.1Marshmallowマシュマロ
7.0 – 7.1.2Nougatヌガー
8.0 – 8.1Oreoオレオ
9Pieパイ
10Quince Tart(内部コード)
Queen Cake(幻の外部コード)
クインスタルト
クイーンケーキ
11Red Velvet Cakeレッドベルベットケーキ
12Snow Coneかき氷
13Tiramisuティラミス

ついに通知の許可が必須に

ついに通知の許可が必須に

開発者にとっても最もインパクトの大きな変更です。

これまでのAndroidでは、ユーザーに許可を取ることなく通知を送ることが可能で、ユーザーは設定画面から通知を拒否することができましたが、Android 13ではカメラやマイク、位置情報などと同じように、通知についても事前に許可を得る必要があります。

通知の許可画面が表示されるタイミングはアプリによって異なり、開発者が適切なタイミングで通知の許可画面を表示することも可能です。

Android 13への対応には時間がかかることから、おそらく多くのアプリでAndroid 13にアップデートした直後の起動時に「通知を引き続き送信することを(アプリ名)に許可しますか?」と許可画面が表示されるでしょう。

この場合、多くのユーザーが拒否を選択することが予想されるため、開発者は早期に対応して適切なタイミングで許可画面を表示して、なぜ通知が必要なのかをユーザーに説明する必要があります。

なお、Android 12の時点で許可しない設定になっていた場合は、Android 13にアップデート後に許可画面が表示されることはありません。

サードパーティアプリにも適用される「テーマアイコン」

サードパーティアプリにも適用される「テーマアイコン」

Android 12で導入されたMaterial Youの特徴的な機能の1つ「テーマアイコン」が拡充します。

テーマアイコンは設定した壁紙から色を抽出して生成したカラーパレットをもとにアプリアイコンの色を統一する機能。これまではAndroid標準アプリのみテーマアイコンを適用できましたが、Android 13ではサードパーティのアプリにもテーマアイコンを適用できます。

テーマアイコンはPixelスマートフォン専用の機能ですが、他のデバイスにも提供が拡大される予定。なお、開発者側でテーマアイコン対応が必要です。

安全で新しいフォトピッカー

安全で新しいフォトピッカー

Android 13の新しい「フォトピッカー」では、プライバシー保護が強化されました。

これまでは、スマートフォンに保存された写真や動画を使用するアプリをダウンロードすると、ダウンロード直後または写真や動画を選択する段階で「デバイス内の写真やメディアへのアクセスを許可しますか?」と許可を求められました。

許可を受けたアプリは無条件ですべての写真や動画へのアクセスが可能ですが、Android 13で追加される新しいフォトピッカーでは、ユーザーが選択した写真や動画にしかアクセスできないため、プライバシーが大幅に強化されます。

なお、このフォトピッカーは将来的にAndroid 11以降のスマートフォンに提供されます。

1ステップで追加できるカスタムタイル

1ステップで追加できるカスタムタイル

マナーモードや機内モード、懐中電灯、Wi-Fi・モバイルデータ通信、Bluetoothなどを素早くオン・オフできる便利なクイック設定パネル。

パネルにはAndroidの標準機能だけでなく、サードパーティのアプリもトグルボタンを追加できますが、階層の奥にある編集画面にしか表示されないため、ユーザーが存在を知らない問題があります。

この問題を解消するためにAndroid 13では、新しいtile placement APIを使用することで、アプリが直接ユーザーに追加を呼びかけることができます。クイック設定パネルに移動することなく、アプリから離れることもなくワンステップでカスタムタイルを追加できます。

ゲストアカウントでアプリのダウンロード負担を軽減

ゲストアカウントでアプリのダウンロード負担を軽減

本人や子どもなど、スマートフォンやタブレットを操作するユーザーに合わせてカンタンに環境を切り替えられるマルチユーザー機能がより便利になります。

マルチユーザー機能は、インストール済みのアプリに対するアップデートやWi-FiやBluetoothなど必要最低限のデータのみ共有され、ファイルやメッセージ、別のユーザーインストールしたアプリのデータは共有されないため、安全に複数人で1台の端末を共有するための機能です。

不満の声があったのは、オーナーのアカウントでダウンロードしたアプリでもゲストアカウントでは、1からGoogle Playストアにログインしてアプリをダウンロードする必要があること。

これを改善するためにAndroid 13では、オーナーが承認したアプリに限って新たにアプリをダウンロードすることなくゲストアカウントで利用できます。

この機能はゲストアカウントのみに適用され、常時利用するセカンダリアカウント等では利用できません。

背面タップがフラッシュライトに対応

背面タップがフラッシュライトに対応

Pixelスマートフォンの背面を2回タップすると、好きなアクションを起動できる「クイックタップ」がフラッシュライトに対応します。

Android 12では、スクリーンショットの撮影やGoogleアシスタントの起動、メディアの再生または一時停止、最近使用したアプリの表示、通知の表示、特定のアプリを起動するといったアクションに対応していますが、新たに背面をタップすることで懐中電灯を利用できます。

マナーモードでほぼすべてのバイブが無効化

サイレントモードでほぼすべてのバイブが無効化

Android 12まではマナーモードに設定しても最低限の触覚フィードバックが動作していましたが、Android 13では、マナーモードをオンにするとほぼすべての振動によるフィードバックが無効化されます。

アプリスイッチャーやクイック設定パネルの起動時などで操作を受け付けたことを示す小さな振動フィードバックが動作しなくなりました。かろうじて生き残っているのは充電時やPixel 6|6 Proのディスプレイ指紋認証を利用した時だけ。

Googleは開発者やユーザーの反応を見ながら一部の触覚フィードバックを復活させたり、削除するかもしれません。

タブレットや折りたたみスマホなど大画面デバイスの最適化

タブレットや折りたたみスマートフォン、Chromebookといった大画面を搭載したデバイスの最適化も実施されます。

大きさや解像度が異なる2つの画面を搭載する折りたたみスマートフォン向けの機能として、2種類のホームスクリーンレイアウトサポートが追加され、片手操作が可能な外側に搭載される本体外側のカバーディスプレイと、電子書籍や動画などを楽しむために最適な大きなディスプレイ用のホーム画面レイアウトを別々に記憶できるものです。

Oppo Find Nでは外側と内側のホーム画面のレイアウトが共通になっているのに対し、Galaxy Z Fold3では別々のレイアウトが用意されていますが、Android 13はSamsungと同じ仕様を採用します。

どちらが優れているというわけではなく一長一短です。2つのホームレイアウトを設定するのは単純に作業量が2倍になるので、面倒と考える人もいるでしょうし(実際にGalaxy Z Fold3のセットアップは面倒と感じました)、大画面と小画面に最適なレイアウトは違うため歓迎する人も多いでしょう。

なお、ホーム画面の下部に常時表示されるアプリの数が最大6つに増加します。

ディスプレイ指紋認証の登録画面が刷新

初めてディスプレイ指紋認証を搭載したPixel 6シリーズ。指紋認証の精度が悪いため、多くの不満の声が聞こえてきます。Googleは何度も改善アップデートを配信していますが、それでも解消されていません。

明らかに問題の原因はハードウェアです。SamsungのGalaxyやシャープのAQUOSが超音波式のセンサーを採用する中で、Pixel 6シリーズは照明の環境で精度が不安定になる光学式のセンサーを採用しています。

Android 13では、指紋を登録する際のプロセスを改善するために、新しいインターフェースが導入されています。ただ、新しくなったUIは指紋の登録時にしか見られないため、高い効果を発揮するのはPixel 7シリーズ以降のモデルになりそうです。

ダイナミックカラーがさらに多彩に

ダイナミックカラーのパレット数が4倍に

Android 12で追加された「ダイナミックカラー」は、AIが待ち受けや壁紙から色を抽出して、最大4種類のカラーパレットを作り出す機能です。

ユーザーが選択したカラーパレットに合わせて、ウィジェットやロック画面、通知、各ボタンなど、スマートフォン全体の色合いを変更する評価の高い機能ですが、Android 13では、新たに3つのスタイルが追加されて、最大16種類のカラーパレットから選べるようになりました。

  • 現在も利用できるデフォルトのカラーパレット「TONAL_SPOT」
  • デフォルトに似ているもののサブカラーにわずかな違いのある「VIBRANT」
  • 背景に含まれていない色を活用して、より広い範囲のカラーパレットを作る「EXPRESSIVE」
  • 彩度の低い落ち着いたモノクロームの「SPRITZ」
32種類のカラーパレットを選べるように
32種類のカラーパレットを選べるように

コピペがより安全に。クリップボードのオートクリア機能

コピペがより安全に。クリップボードのオートクリア機能

Googleの文字入力アプリ「Gboard」など特定のアプリには、テキストをコピーして一定時間が経過するとコピーした情報をクリアする機能が備わっていますが、サードパーティのアプリには備わってないものがほとんどです。

Android 13では、メールアドレス、電話番号、ログイン情報などの重要データをコピーした場合に、自動クリアする機能がOS標準機能として搭載されました。これにより、どの文字入力アプリを使用していても1時間おきにコピーした情報が削除されます。

Android 12では、ユーザーに黙ってクリップボードにアクセスすることを防ぐために、コピーしたアプリとペーストするアプリが異なる場合、ユーザーに対してトースト通知を表示することで安全性が高くなりましたが、Android 13ではさらに安全になります。

アラーム・メディア用のバイブレーション設定が可能に

バイブレーション機能にアラームおよびメディア再生時のバイブレーションが追加されました。

設定画面から好みに応じて振動をオン・オフできます。

アラーム・メディア用のバイブレーション設定
アラーム・メディア用のバイブレーション設定

大画面向けのアプリドロワーが追加

大画面向けのアプリドロワーが追加

Android 13では、タブレットや折りたたみスマートフォン向けの機能として、アプリドロワーへアクセスできるアイコンがタスクバーに追加されます。

アイコンをタップすると、すべてのアプリにアクセスできるアプリドロワーがレイヤー形式で表示されるため、ホーム画面に戻らなくてもスムーズにアプリを切り替えることができます。

なお、アプリドロワーはタブレットのような大画面のデバイスにて、アプリを起動している時のみ右端に表示されます。

クイック設定パネルの改善

新しい「QRコード」ボタンが追加

新しい「QRコード」ボタンが追加

Android 13で追加されるQRコードをスキャンするためのボタンがクイック設定パネルに追加されます。

設定と電源メニューのボタンが移動

設定と電源メニューのボタンが移動

設定画面と電源メニューを表示できるボタンなどが手に届きやすいように、クイック設定パネルの画面下部に移動しました。

また、バックグラウンドで実行中のアプリを確認できるボタンが追加されています。

再生中のコントロールパネルが新デザインに

再生中のコントロールパネルが新デザインに

通知画面に表示される今再生中の曲や動画をコントロールできるパネルにデザインが一新されてカバーアートが追加されました。また、音楽再生時のシークバーが波形のアニメーションに変更されています

太いジェスチャーナビゲーションバー

スマートフォンの操作方法をジェスチャー操作に設定すると、画面下に表示されるジェスチャーナビゲーションバーがAndroid 13では太く長く変更されます。

ただの見た目の変更で何かが大きく変わるわけではないものの、iPhoneに似た雰囲気になります。

文字入力時の虫眼鏡機能が追加

新しいアクセシビリティ機能として入力した文字を追尾して自動で拡大する虫眼鏡機能が追加されました。

アプリドロワーの検索バーがGoogle検索バーに

ホーム画面を上にスワイプすると、ダウンロードしたアプリを全て確認できるアプリドロワー上部に表示される検索バーが、ホーム画面にも表示されるGoogle検索バーと同じ見た目に変更されました。

引き続きスマートフォン内の検索、Gmailと検索してそのままメールを作成したり、連絡先を検索できるアプリ内ショートカットも利用可能。ホーム画面の検索バーとの大きな違いは、ウェブサイトの検索候補を表示するために、設定を変更する必要があることです。

スクリーンショットツールのようなコピペツールが追加

Android 13でコピペツールが追加Android 13でコピペツールが追加Android 13でコピペツールが追加
Android 13でコピペツールが追加

Androidでスクリーンショットを撮影すると画面左下にツールが表示されます(オプションで消すことができず、スクリーンショットにも反映されるいらない機能)が、Android 13では、新たにテキストをコピーすると、スクショツールと同じように画面左下にツールが表示されます。

ツールをタップするとコピーした文字編集したり、そのまま他のアプリに共有することができます。あまり使わなさそうな機能なので、これも非表示にできるオプションを用意してほしいところです。

アプリごとの言語設定が可能に

アプリごとの言語設定が可能に

これまでは特定アプリの言語を変えるために、システム全体の言語を変更する必要がありましたが、Android 13では、システム言語を日本語に設定ながら、GoogleマップやYouTubeだけ英語に設定することも可能です。

その他の新機能と変更点

上記に加えて以下の新機能と変更がGoogleから正式アナウンスされています。

  • ゲームダッシュボードが多くのデバイスに対応
    • Android 12でPixel 6シリーズ専用だった「ゲームダッシュボード」がより多くのデバイスに対応しました
  • ゲームモードの改善
    • ゲームアプリがGame Mode APIをサポートしていない場合、パフォーマンスを向上させる「ゲームモードの介入」を利用できます。Android 13ではフレームレートをFPSを制限できます
  • Bluetooth LE Audioに対応
    • 次世代Bluetooth標準規格であるBluetooth LE Audioに対応しました。新しい音声コーデック・伝送方式のLC3によって、高音質・低遅延を実現し、テレビの音声を複数のヘッドフォンに同時伝送するようなブロードキャスト機能に対応。補聴器も標準サポートします。
  • ヘッドトラッキングをサポートする空間オーディオ
    • すべてのヘッドフォンで利用できる頭の動きに合わせて音が動く静的空間オーディオと、対応ヘッドフォンにて頭の動きに合わせて音が動かないようにする動的空間オーディオに対応します
  • ダークモードの自動オンに新たなオプションが追加
    • 背景を暗くすることで電池持ちを改善し、画面がまぶしくない「ダークモード」を自動オンするオプションに「おやすみ時間にONにする」が追加されました。「おやすみ時間モード」がオンになると同時にダークモードもオンになります
  • ロックを解除せず外部デバイスの操作が可能に
    • 対応アプリでデバイスのロックを解除せずにスマートホームデバイスのコントロールが可能になりました。設定画面で事前に機能をオンにする必要があります
  • プライバシーダッシュボードが7日間表示に対応
    • 位置情報やカメラ、マイクなどプライバシー性の高い機能にアクセスしたアプリを表示する「プライバシーダッシュボード」の表示期間が24時間から7日間まで拡張しました。
  • 設定画面のアニメーションフィードバック
    • 設定画面で特定の項目をタップすると、横方向に流れるアニメーションが追加されました
  • 懐中電灯の明るさ調整が可能に
    • 懐中電灯の明るさを調整できるAPIが追加されました。なお、Pixelスマートフォンのクイック設定パネルからすぐに利用できる懐中電灯機能は引き続き明るさ調整はできません
  • スムーズな手書き入力
    • 対応アプリのテキストフィールドをスタイラスを使って画面をタップすると、キーボードが手書きモードで開くため、スムーズな手書きによる文字入力が可能になります
  • 一部のフォルダへのアクセスが不可に
    • ファイルマネージャーアプリで/Android/dataと/Android/obbのディレクトリにアクセスできなくなりました
  • 野良アプリはAccessibility APIとNotification Listener APIの利用不可に
    • Google Playストア以外からアプリーーいわゆる野良アプリをインストールした場合に、マルウェアによって悪用されることが多いAccessibility APIとNotification Listener APIが利用できなくなりました
  • システムログの読み取り許可
    • アプリがlogcatなどシステムログの読み取ることを許可した場合に、アプリがログを読み取るたびに確認ダイアログが表示されるようになりました
  • マルチアカウントUIの刷新
    • クイック設定パネルなどから別のアカウント/ユーザーを選択する際に大画面のデバイスでは、ユーザの選択画面がフルスクリーンで表示されます
    • 設定画面から追加したユーザーに対してプロフィール画像を設定することも可能です
    • 大画面デバイス向けにステータスバーにユーザーを切り替えられるショートカットを表示できるオプションが追加されます
    • ロック画面のパスコード入力画面にもユーザーを切り替えられるショートカットを表示できるオプションが追加されます(おそらく大画面用)
  • 新しいクイック設定パネルボタンの追加
    • クイック設定パネルに色調補正と片手操作モードのボタンが追加されました
  • ドラッグ操作で同じアプリの分割画面が可能に
    • Android 12で同じアプリを起動できるようになった分割画面機能。Android 13では対応したアクティビティをドラッグすることで同時起動できます。
  • 画面をオンにする権限の削除
    • 設定画面→アプリ→特別なアプリアクセス→画面をオンにするから権限を削除できます
  • ボディセンサーのバックグラウンドアクセス制御
    • アプリが心拍数などセンサーが取得したデータにアクセスするにはBODY_SENSORS権限の許可が必要です。以前はアプリがバックグラウンドで実行されている時でも同権限だけでアクセスできましたが、Android 13では、追加でBODY_SENSORS_BACKGROUND権限の許可が必要になります
  • Wi-Fiデバイスを検出するための位置情報アクセス許可が不要に
    • これまではアプリがBluetoothやWi-Fiデバイスを検出するために位置情報の権限許可が必要でした。位置情報を使用しないアプリにも関わらず許可申請されることから怪しく感じるユーザーも多かったはず。Android 13では、Wi-Fiデバイスを検出するために位置情報アクセスは不要になります。
  • Camera2の改善
    • カメラアプリが使用するAPIのCamera2が改善されます。HDRでの動画撮影が可能になり、プレビューにおける手ぶれ補正用の新しいAPI、ファインダーのジッターも改善されます
  • ハイフネーションのパフォーマンス改善
    • 折り返しを含む文章を読みやすくするハイフネーション(文末にハイフンを追加して行をつなぐ処理)のパフォーマンスが最大200%改善されて、TextViewでレンダリングパフォーマンスにほとんど影響を与えずにハイフネーションを処理できます
  • 日本語の折り返し改善
    • 日本語をより読みやすくするためにTextViewにて、文字ではなく文節ごとにテキストを折り返すことで文章が読みやすくなりました
  • Project Mainlineの拡充。コア部分のモジュール化によるアップデートコストの軽減

Android 13で見送られた機能と未確認の機能

Android 13のベータ版で実装された、実装の傾向が見られたものの、見送られた機能がいくつかあります。 3ヶ月に一度の機能追加アップデートやAndroid 14以降で追加されるかもしれません。

ロック画面からQRコードの読み取り可能に

QRコードの読み取りを高速化

Android 13では、ロック画面とクイック設定パネルにQRコードをスキャンできるボタンやショートカットが追加されるようです。

すでにクイック設定パネルには追加されていますが、ロック画面からアクセスできるQRコードボタンはベータ3の段階でも実装されていません。

どのように起動できるかわかりませんが、ロック画面に表示されるカメラボタンのように起動できるのであれば、テレビなどに一瞬しか表示されないQRコードもすばやくスキャンできるようになります。

通知が来たアプリを画面分割モードで起動可能に

通知が届いたら長押ししてアプリを下にドラッグすると画面分割モードで起動できるようになります。

子供向けのナビゲーションバーが追加

現在のAndroidでは、ジェスチャー操作と3ボタン操作の2種類を選ぶことができますが、Android 13では新たにキッズ向けのナビゲーションバーが追加される予定で、戻るとホームボタンのみが表示されて、アプリ履歴にアクセスできないよう制限されます。

Pixelタブレット向けの新しい6×5のグリッド

Pixelタブレット向けの新しい6x5のグリッド
Pixelタブレット向けの新しい6x5のグリッド

2023年発売と予告されているPixelタブレット向けの新しいアプリグリッド6×5が追加されました。

スマートフォンでも開発者向けのオプションにて、タブレットを想定した最小幅を600dpi以上に変更することで、アプリグリッドが強制的に6×5に変更されます。他のグリッドを選ぶことはできません。

なお、横向きにするとホーム画面の1ページ目左上に3×1のAt a Glanceが固定表示され、すべてのページにおいて左下にGoogle検索バーが表示され、隣に最大6つのアプリケーションが表示されます。

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