最新バージョンの「Android 5.1」が今年3月に配信が開始されたばかりで、いまだにNexus 7やNexus 9など、一部のモデルにはアップデートが配信されていませんが、グーグルは早くも次期「Android 5.1.1」のアップデートを控えているようです。
Android SDK Mangerに「Android 5.1.1」が登場
Android開発キット等を管理するアプリケーション「Android SDK Manager」に、Android 5.1.1のドキュメントやAPI、ソースコード等を含むパッケージが配信されてたことが明らかになりました。
今のところ各デバイスにアップデートは配信されておらず、ファクトリーイメージも公開されておらず、AOSPにも現れていませんが、グーグルがAndroid 5.1.1のアップデートに向けて準備していることは間違いありません。
Android 5.1.1では、メモリリーク問題が解消される
Android 5.1.1は、マイナーアップデートとなるため、新機能の追加などは無いと思いますが、重大なアップデートが行われます。それは、先日お伝えした「メモリリーク問題」の解消です。
このメモリリーク問題は昨年配信されたAndroid 5.0から確認されており、アプリが頻繁に強制終了したり、Android OSのレスポンスが悪くなるとの報告が多数あがっていました。
後に配信されたAndroid 5.0.xなどのマイナーアップデートやAndroid 5.1でNexus 7などで発生していたメモリリークは解消されたようですが、3月にアップデートが配信されたばかりの「Android 5.1」では、多数のNexus 5の利用者がメモリリークの症状を訴えていました。グーグルもそれを認めて内部で修正を行い、“次期アップデート”に反映させることを明らかにしていました。
この“次期アップデート”というのが「Android 5.1.1」となります。
また、冒頭でも書いたとおり、今のところAndroid 5.1が配信されているのは一部の機種のみとなっていますが、Android 5.0が配信されていなかった多数の機種において、Android 5.0.2がAndroid 5.0を飛ばして配信されたように、Android 5.1.1もAndroid 5.1を飛ばしての提供が予想されます。
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