スマートフォンのOSもアプリも常に最新版にアップデートした方が良いことはわかっていても後回しにしてしまう人は多いようです。
そこでGoogleはアプリ開発者がユーザーにアップデートを促すツールの提供を開始したと報告しています。
今後、アプリ開発者はGoogle Playコンソールのリカバリーツールを利用して、古いバージョンや正常に動作しないバージョンを利用しているユーザーに対して、最新バージョンへのアップデートを促すことができます。
アプリに潜むセキュリティの脆弱性を解消したり、旧バージョンに不具合が存在していて解消するには最新版へのアップデートが必要な時に役立つはず。
アップデートを促したいユーザーを指定したアプリのバージョン、国/地域、Androidのバージョン等で絞ることも可能。
アップデートを促されたユーザーがアプリを開くと「このアプリを使用するには、最新のバージョンをダウンロードしてください。」といったメッセージがフル画面で表示され、そのままアプリをアップデートすることができます。
これまでは各開発者がアプリのアップデートを促し、アプリから離れてGoogle Playストアでアップデートボタンを押す必要がありましたが、この機能で代替できそうです。
ただし、リカバリーツールによるアップデート促進は拒否することも可能です。もし、最新版にアップデートするまでアプリを起動させたくない場合は、リカバリーツールを利用しない開発者も多いでしょう。
なお、リカバリーツールのアップデート促進を拒否した場合はアプリをコールドスタート(初めてアプリを起動したり、アプリの強制終了後に起動すること)するたびにアップデートを促されます。
Googleはリカバリーツールによるアップデート促進に対して50%以上のユーザーが反応し、より多くのユーザーが最高の体験を得られているというデータも紹介しています。
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