現在、Appleはバークレイズと共同でクレジットカードを提供しているが提携を終了し金融大手のゴールドマン・サックス・グループと共同で新しいクレジットカードの準備を進めているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
ゴールドマン・サックスと共同でApple Payクレジットカードを提供か
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によるとAppleとゴールドマン・サックスはモバイル決済サービス「Apple Pay」ブランドのクレジットカードを2019年始めに立ち上げる可能性があるとのこと。実現すればゴールドマン・サックスがクレジットカード事業に初めて参入することになる。
3日前にBloombergはゴールドマン・サックスが近くクレジットカード事業に参入する方針と伝えた記事でゴールドマン・サックスのCFOによる「市場で大きなシェアを獲得できないとしても、魅力的なリターンが見込める事業を模索している」とのコメントを紹介している。ゴールドマン・サックスはAppleとの共同提供により魅力的なリターンが得られると考えたのだろうか。
Appleとゴールドマン・サックスが共同で提供する「Apple Pay」ブランドのクレジットカードの詳細は不明だが、現在バークレイズと共同で提供している「Apple Financing with Barclaycard Credit Card」は、Apple製品を購入するユーザーに対して無利息のローンとポイントプログラムを用意している。ポイントプログラムは、Apple Storeで製品を購入すると1ドルごとに3ポイント、レストランで決済すると1ドルごとに2ポイント、その他すべての決済では1ドルごとに1ポイントが付与され、2,500ポイントで25ドルのApple StoreギフトカードまたはApp Store&iTunesギフトカードに交換できるというもの。
ウォール・ストリート・ジャーナルが今年2月に報じた記事ではApple製品の購入を対象とした無利息ローンが提供される可能性が伝えられていた。ブランドがApple PayになるということでApple Payによる決済により優遇されたポイント還元などの特典が用意される可能性もありそうだ。
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