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Apple、小型のワイヤレス充電マットや「AirTag」など今年前半に発売か

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Yusuke Sakakura公開日:2020/01/30 7:05
Apple、小型のワイヤレス充電マットや「AirTag」など今年前半に発売か

今春、Appleが「iPhone SE2」または「iPhone 9」とされる新型iPhoneとトリプルカメラを搭載した新型iPad Proを発売すると報じられている。

さらに、紛失防止タグ「AirTag」ハイエンドのヘッドフォン小型のワイヤレス充電マットといった新しいカテゴリの新製品を発売する可能性があるようだ。

6つの新製品が発売?

Appleの未発表製品に関して最も信頼できるMing-Chi Kuoの最新レポートによると、Appleは今年前半に以下の新製品を発売するという。

  • 新型iPhone
  • 新型iPad Pro
  • 新型MacBook
  • AirTag
  • ハイエンドヘッドフォン
  • 小型のワイヤレス充電マット

新型iPhoneはこれまでに報じられているとおり、iPhone 8に似たボディデザインに4.7インチの液晶ディスプレイや指紋認証「Touch ID」、iPhone 11シリーズと同じA13 Bionicチップ、3GBのメモリを搭載し、販売価格を399ドル〜に設定した低価格のiPhoneだ。

3D対応のトリプルカメラが搭載される新型iPad Proについてはそれ以上の詳細がない。新型MacBookについても具体的な噂はないが、シザー式のMagic Keyboardを搭載した13インチMacBook Proが発売とこれまでに報じられている。

AirTag

「AirTag」は、TileやMAMORINOが競合製品にあたるトラッキングタグで、タグを付けたサイフやカギから離れるとiPhoneに通知が届くことで紛失を防止できるほか、紛失した場合に自分でない他のユーザーが紛失物を発見すると持ち主の連絡先を通知して電話やメッセージで連絡を受けることができると報じられている。

iPhone 11シリーズと同様にUltra Wide Bandをサポートするそうだ。これによってBluetoothやWi-Fiよりもはるかに高い精度で紛失物の位置を特定できるという。

なお、Appleは競合製品のTileをApple Storeから撤去したり、Tileの専用アプリを含むサードパーティアプリが位置情報を要求する際に、ユーザーが「常に許可」を選択しているにも関わらず定期的にポップアップを表示するなど、競合他社に対する嫌がらせ(Appleはプライバシーの強化と反論しているが、マップなどiOS標準アプリではポップアップは表示されない)のような行為をしていることが「AirTag」の発売が近いことを裏付けている。

ハイエンドヘッドフォン

ハイエンドヘッドフォンに関してはBluetoothをサポートすること以外はわかっていない。

Kuoは以前もAppleブランドのヘッドフォンが開発中と報じ、BloombergはオーディオトップブランドのBoseやBeatsと張り合うノイズキャンセリング機能が搭載され、AirPodsのようにiPhoneに近づけるだけでペアリングできるクイックセットアップ機能に対応すると伝えていた。

ただ、同ヘッドフォンは「HomePod」と同様に複数回の設計変更が行われたことから発売が延期またはプロジェクト自体が中止になるとも報じられており、2018年発売予定とされていたが、これまでに発売されていない。

小型のワイヤレス充電マット

AirPower

最も興味深いのは小型のワイヤレス充電マットだろう。というのもAppleはワイヤレス充電マット「AirPower」を発表したものの、発売できず開発を断念したからだ。

新しい充電マットの詳細は不明だが、「AirPower」失敗の原因とされたiPhone、Apple Watch、AirPodsを同時に充電できるような製品にはならないことが予想される。「iPhone Lightning Dock」のようなAppleらしいシンプルなデザインを採用したワイヤレス充電マットになるかもしれない。

なお、Kuoによればこれらの新製品が、中国を中心に感染が拡大しているコロナウィルスの影響を受ける可能性があるという。AppleはiPhoneなどを中国で製造しており、サプライチェーンの50%が中国に依存していることから部品調達もうまくいかず、発売日が大幅に遅れたり、品薄が長く続くことが考えられる。

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