長年発売が噂されているAppleのARメガネ/グラスに関する詳細な情報が出てきた。
AppleのARメガネを実際に見たというJon Prosserによると正式名称は「Apple Glass」で販売価格は499ドル〜 に設定されるとのこと。
同氏は新しいiPhone SEやMacBook Proに関して正確な情報を伝えた実績のあるリーカーで今回の情報も一見の価値がある。
ARグラスにジェスチャー操作を採用
メガネのようなデザインを採用する「Apple Glass」は、スタンドアローン型ではなくApple WatchのようにiPhoneと連携して動作するデバイスになるという。
具体的には初代Apple Watchと同じようにペアリングされたiPhone上ですべてのデータが処理されるとのこと。iPhoneを持たずにApple Glassをかけて外出するとただのメガネになってしまうかもしれない。
Apple Glassが採用する“Starboard”と名付けられたインターフェースでは、ディスプレイとなる左右のレンズに各種情報が表示されてジェスチャーによって操作できるそうだ。色付きレンズでは表示が難しいのか現時点でサングラスバージョンは用意されていないという。
右のこめかみあたりにはLiDARスキャナが内蔵されるとのこと。新しいiPad Proにも搭載されたLiDARスキャナは、屋内でも屋外でも最大5メートル先周辺の対象物までの距離を高速で計測して空間を認識できる。ジェスチャーもLiDARスキャンが認識するのだろう。なお、プライバシーを考慮してLiDARスキャナ以外のカメラは搭載されないという。
Jon Prosserが目にしたプロトタイプにはプラスチックが使用されていたそうだ。ただし、製品版では素材が変更される可能性があるとのこと。
なお、バッテリーの充電はLightningではなくパッケージに付属されるワイヤレス充電用のプラスチックスタンドを利用するそうだ。
気になる発表時期だが“One More Thing”として2020年第4四半期〜2021年第1四半期(2020年10月〜2021年3月)に発表され、2021年第4四半期〜2020年第1四半期に発売されるとのこと。Apple Watchのように発表から発売までの期間が長く空くようだ(AirPowerのようにならなければいいが)。なお、新型コロナウイルスの影響によって時期は遅れが出る可能性があるとのこと。
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