更新:3月9日にiPhone SE3|iPad Air 5|新型Macなど発表へ。Appleイベントを見る方法と新商品予想まとめ
Appleが日本時間3月9日(水)午前3時からオンラインイベント『Peek performance.』を開催します。
イベントでは、2年ぶりのアップデートとなる第3世代のiPhone SE(仮称:iPhone SE3)と、第5世代iPad Air、AppleシリコンのM1 Pro|Maxを搭載したハイエンドモデルの新型Mac miniの発表が噂されています。
この記事ではオンラインイベント『Peek performance』を見る方法や開催日時、配信場所、発表が予想されるAppleの新製品をまとめています。
目次
オンラインイベント『Peek performance.』の開催日時
オミクロン株による新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今回のイベントもオンライン形式で開催されます。世界中からApple本社敷地内にあるスティーブ・ジョブズ・シアターに記者を集めてイベントを開催し、終了後すぐに新製品に触れられる機会はまだ先になりそうです。
2022年最初のビッグイベントは日本時間3月9日(水)午前3時から開催されます。イベント模様はAppleのサイト上で視聴できるほかYouTubeでも配信されます。なお、配信される映像はライブではなく、スティーブ・ジョブズ・シアターなどApple本社敷地内で事前収録されたものになります。
イベントの開催案内に伴って公開されたカレンダーでは開催時間が5時までとなっています。今回はビッグアップデートの新商品が出る予定はないもののマイナアップデートの商品が多数発表されるようです。
Appleイベント情報 | |
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開催日時 | 3月9日(水)午前3時から午前5時 |
配信ページ | https://www.apple.com/jp/apple-events/ |
YouTube | Apple |
発表が予想される新商品
春のイベントではマイナーアップデートの新商品が発表されます。
昨年はApple M1チップを搭載したiPad ProとiMacが登場。ストリーミングデバイスのApple TV 4Kや紛失防止アイテムのAirTag、iPhone 12|12 miniの新色パープルが発表され、Apple Watchとの連携によって顔認証Face IDをスキップできる新機能を搭載したiOS 14.5の配信時期も明らかにされていました。
今回のイベントで発表が噂される新製品を以下にまとめています。
最も安い5G対応のiPhone SE3と新色のiPhone 13
最も注目度が高く、発表の可能性が高いのは第3世代のiPhone SE(仮称:iPhone SE3)でしょう。
2020年に発売された第2世代のiPhone SEは、画面の大きさが4インチから4.7インチに大画面化し、iPhone 8と同じデザインに一新されるなど大規模なアップデートになりましたが、iPhone SE3はマイナーチェンジになるようです。
見た目やデザインはそのままで、iPhone 13シリーズと同じ最新のA15 Bionicチップを搭載することで処理性能が大幅アップし、SEシリーズとして初めて超高速通信の5Gにも対応。
ボディの大きさに変化がないことからバッテリーの容量も前世代と変わらないものの、消費電力の改善による電池持ち向上に加えて、ソフトウェア処理による画質向上コンピュテーショナルフォトグラフィによってカメラの画質や機能向上が期待できます。
ビッグアップデートにはならないものの“最も安い5G対応のiPhone”として高い人気が出ることは間違いなさそうです。
なお、過去2年続けてフラグシップモデルに新色パープルが追加されましたが、今年は新色グリーンのiPhone 13が登場するとも報じられています。
iPhone 13の新色ケース
イベントの開催直前にiPhone 13シリーズ用とされる2022年春の新色ケースが大量にリークされました。メンテナンスモードに入ったApple公式サイトでイベント終了後から販売が開始される可能性があります。
新色ケースはコーラル、ブルー、グリーン、レモンイエローの4色。いずれもケースの内側にiPhoneを優しく保護する柔らかなマイクロファイバーを使用し、外側を絹のように柔らかく仕上げたシリコンケースです。
いつもどおりであれば、新色のiPhoneケースと同色のApple Watchバンドが同時発売されます。昨年はレザーケースやレザースリーブ、レザーウォレットにも新色が追加されたことからiPhoneケース以外の新色追加が期待されます。
M1チップ搭載のiPad Air 5
2020年に発売された第4世代のiPad Airでフラットエッジのボディに生まれ変わり、電源ボタンに指紋認証Touch IDを内蔵した人気モデルも今年3月にアップデートされます。
アップデート内容はiPhone SE3に似ていて、見た目やデザインをそのままにiPad Proと同じM1チップを搭載し、メモリの容量が8GBに倍増されることで処理性能が大幅に改善。iPad Airとして初めて超高速通信の5Gに対応するようです。ストレージ容量は現行モデルが64GBと256GBの2種類ですが、iPad Air 5は128GBが最低容量になるとのこと。
Apple Pencilを使って絵を描いたり、写真や動画を編集したり、ARアプリでレイアウトを決めたり、ゲームをプレイするなど、iPhoneよりも負荷の高い作業が多いことから処理性能の改善と通信速度の大幅な向上は地味ながら重要なアップデートになります。
M1 Pro|Maxを搭載した「Mac Studio」
Appleは2022年に全部5つの新型Macを発売する予定で、3月に登場するイベントでは少なくとも1つの新型Macが発表されるようです。
最も発表の可能性が高いのはAppleシリコンを搭載したMac miniのハイエンドモデル「Mac Studio」です。
M1チップを搭載したMac miniが2020年11月に発売されたものの、スペースグレイのボディを採用したハイエンドモデルはIntel Core i5プロセッサを内蔵しています。3月発表のハイエンドモデル「Mac Studio」は、見た目はMac miniと同じ箱型のデザインですが、発熱を軽減する新しい放熱設計が導入されていて、高さが4インチとかなり分厚くなるようです。
また、天板にプレキシガラス(樹脂ガラス)を採用したアルミニウムボディに、昨年秋に発売されたMacBook Proと同じM1 Pro|Maxチップや最大64GBのメモリを内蔵。4つのThunderboltのポートを搭載すると噂されています。
- 業界をリードする5nmプロセステクノロジー
- M1の2倍を超える337億個のトランジスタを搭載
- 10コアCPUはM1よりも最大70パーセント高速
- 最大16コアのGPUはM1よりも最大2倍高速
- 最大32GBの高速ユニファイドメモリに対応。最大200GB/sのメモリ帯域幅を提供
- M1の3倍を超える570億個のトランジスタを搭載
- M1 Proと同じパワフルな10コアCPU
- 膨大な32コアのGPUでグラフィックパフォーマンスはM1よりも最大4倍高速
- 最大64GBの高速ユニファイドメモリに対応。最大400GB/sのメモリ帯域幅を提供
未発表のmacOSを搭載したノートPCーーつまりMacBookシリーズが海外の認証機関を通過したことから、新型MacBook Proが発表される可能性が浮上。昨年秋に発売されたハイエンドモデルに対して、M2チップを搭載したエントリーモデルで画面サイズは13インチになると噂されていましたが、直前になって今回のイベントではノートPCは登場しないとも報じられています。
なお、夏にはミニLEDディスプレイを搭載したiMac Pro、今年後半にはM2チップを搭載したMacBook Air、そしてMac Proの年内発売が報じられています。
iOSで動作する新しいディスプレイモニタ「Studio Display」
iOSで動作する新しいディスプレイモニタ「Studio Display」も発表の可能性が報じられています。
現行の「Pro Display XDR」よりも若干ベゼルの大きな27インチサイズのモニターで、Aシリーズのチップを内蔵しているとのこと。
「Pro Display XDR」の販売価格は582,780円とMac miniやMacBookを上回る価格ですが、新しい「Studio Display」は手ごろな価格になると予想されています。半額に設定されたとしても30万円もすることから、手が届く人はそれほど多くはなさそうです。
ついに顔認証Face IDがマスク対応!!iOS 15.4
新製品の発表に伴い、現在ベータ版が提供されているiOS 15.4の正式版がリリースされる見込みです。イベントやニュースリリースにてiOS 15.4のリリース日が発表される可能性が高そうです。
iOS 15.4では、ついに顔認証Face IDがマスクに対応します。目元だけで顔を判別して本人を認識することで、マスクを着けたままでも画面ロックをスムーズに解除したり、Apple Payで支払いできるようになります。
マスクとメガネの同時着用にも対応することで、新型コロナウイルスだけでなく花粉症で両方のアイテムが欠かせない人にとっても便利な機能になること間違いありません。なお、残念ながらマスク対応のFace IDはiPhone 12|13シリーズのみ対応しています。
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